私は本屋が好きでした あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏
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ねも | 兵庫県 | 不明 | 2021年02月23日
本書は、大きく分けて二つの問題を扱っています。まず、経営的な問題も含めた本屋(書店)の現状。もう一つは、多くの人にとって心地よくないと思われるヘイト本が、その店頭に溢れる現状。著者は取材を重ねることによって、この二つが全く無関係な事象ではなく、現在の出版産業が置かれた現状から出てきたものだと考えています。 いわゆるエロ本や性風俗関係の書籍・雑誌は年齢制限がかけられたり、コンビニを含め多くの人の目に触れるところから排除されていきますが、一方、人権的な観点から問題が指摘されているヘイト本にそういうことは起こりません。極めて不思議とも思える現象です。だからこそ、問われているのは出版に関わる人の人権意識なのです。それも含め、外から見ても分からない出版界の問題点(例えば、本屋大賞のこと)が指摘されています。 書店がつまらない→だからお客が減る→とにかく売れる本を置くしかない、という悪循環に陥った本屋には未来はあるのでしょうか。本屋さんもですが、顧客にもするべきことがあるはずです。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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