【中古:盤質AB】 ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』、ストラヴィンスキー:『ペトルーシュカ』より抜粋 チェリビダッケ&フランス国立放送管弦楽団(1974 ステレ
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robin | 兵庫県 | 不明 | 2020年09月27日
テンポは早からず遅からずでオケの響かせ方も自然で違和感は感じられない。音にコク、味があり高いレヴェルの良い演奏だと思う。チェリは音の扱いについてフルトヴェングラーに多くを学んだのではないかと思う、もちろんその出し方はデモニッシュではなく柔らかめの響きをしていて、テンポも強弱も全く違うがオーケストラの出す音をどうすれば自分流になるかなど学んだのだと思う。そこがカラヤンと違うところではないかと思ったりする。田園をこのレヴェルの演奏にするにはなかなかのものだ。凡庸指揮者ではこうはいかないだろう。私の好きな第2、第5楽章は実にいい。星4つは当然としたい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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mari夫 | 東京都 | 不明 | 2015年07月21日
この二曲だけを並べるといささか不思議な組み合わせだが、実際にはラヴェル集の方に収録された「マ・メール・ロア」が入るプログラムだったらしく、それだと座りがいい。「田園」は演奏自体もちょっぴり不思議なものだ。遅めのテンポでテクスチャーの描き出しに全力を傾注したという感じで、これが更に遅く、更に巨大になると晩年のブルックナー演奏になるような気がする。つまりそのハシリみたいな演奏がこの「田園」で、あまり古典ソナタ形式という弁証法的な構成を感じさせない。雰囲気描写的なものは尚更ない。抽象的というか不思議な純音楽。極端にいうと、あまり同意は得られない感想だろうが、ウェーベルンを聞いているみたいなところがある。あとこのオケはとくにオーボエが周囲と溶け合わない音色なのだが、三楽章の三拍子の弦のキザミの上に管楽器が展開していくパッセージ、どの演奏でも合いにくいオーボエのリズムが全然合わない(それも一度ならず)。一度などは他の楽器まで道連れにしかかって崩壊寸前になる。練習魔のチェリは怒っただろうなぁ。ということもあって☆ひとつ減らした。「ペトルーシュカ」は通例と違う選曲だが、初来日時の読響でもやった曲。こんなに遅めのテンポだったかどうか記憶がないが、チェリの生彩にとんだリズムと色彩がめざましい名演で、違和感は「田園」よりずっと少なく、このバレー曲を堪能できる。読響の時も同時にやったシューマンの四番とかドビュッシーの「シレーヌ」ツキの「夜想曲」が構えすぎて音楽が重くなりすぎただ、これだけは良かった。最後の「御者と馬丁たちの踊り」でチェリがセクシーにお尻を振りながら指揮していたシーンを思い起こさせる。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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