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バッハ(1685-1750)

CD 【中古:盤質A】 ゴルトベルク変奏曲 シュタイアー(+DVD)

【中古:盤質A】 ゴルトベルク変奏曲 シュタイアー(+DVD)

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  • ★★★★☆ 

    うーつん  |  東京都  |  不明  |  2020年04月18日

      チェンバロでのゴルトベルク、私が聴いているのはG.レオンハルト、鈴木雅明、武久源造とこのA.シュタイアー。この4種でもっとも「ゴージャス」と感じているのがシュタイアー盤。楽器の特性や構造によるのか弾いたときの鳴り方が他盤と全く違う。濃密で発言力を感じる独特の音。 私が聴くディスクを簡単に俯瞰すると、レオンハルトが謹厳実直、武久源造は侘び寂び、鈴木雅明は軽妙典雅と勝手に考えている。ではシュタイアーは? 甚だ安直に表すと「豪華特盛」。    そのためか、凄い演奏で一点もおろそかになっていないが聴き終わるとえらく疲れる。時々無性にシュタイアー盤を聴きたくなり聴いているものの、その「聴きたくなる間隔」は他盤ほど頻繁ではないことを告白しておく。とにかく情報量とメッセージが非常に豊富なのだ。そこが良いところであり、もしかすると大変なところなのかもしれない。この辺りについてはmimi氏が前レビューで述べられている優れた論述を参照されたい。    かと言ってこのディスクが悪いということではない。実に凄い演奏だからだ。ある意味「ゴルトベルクの究極」とも感じる。ぜひ他の方にも聴いていただきたい。

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  • ★★★★☆ 

    ロングロウ  |  栃木県  |  不明  |  2013年02月08日

    miniさんのレビューの後では気が引けるのですが・・・ 音色と演奏の高度な融合・・・私はこう感じました。 そして私の個人的な一言で表現すれば、「はじめて逸話のように眠れたゴルトベルク」です。 アリアを含めて全部で32の曲が集まった作品ですが、そのうち起伏の控えめな曲だけ集めて聞いていると 本当に眠れます。なぜか妙な安心感を感じます。(これが本当の楽しみ方なのかは別な疑問ですが・・・) 音は響を重視したものと思われ、荘厳な教会の中で聞くような残響多め、音色は控えめのものです。 解釈はオーソドックスですが、演奏は指回りのはっきりしたものでリズム感に淀みがありません。 この2つが非常にうまくマッチして、自分の心理に乱さずスッと入ってくる感じがある。 別途ケンプ版には深い精神性を感じ愛聴盤にしていますが、それとも違う感覚。 チェンバロ演奏は独特の音色のこともあり気に入るものがほとんどなかったのですがこの演奏は別格に思います。 この曲に愛着を持たれている方は一度は聴かれてはいかがでしょうか、おすすめです。

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  • ★★★☆☆ 

    mimi  |  兵庫県  |  不明  |  2011年12月25日

    2010年春に輸入盤が発売されてすぐ購入し、幾度か聴いてきました。Hassモデルのダイナミズムと美しい音色を生かした、A.Staierの演奏はある意味技術的にこれ以上無いと言える位で、その第一印象は圧巻の一言でした。ただ、反復して接するにつれ、この演奏に対する疑問も出てきます。あまりにも単純化した言い方で申し訳ないのですが、非常に「重い」のです。もちろん、現在なおGoldberg Var.の作曲・成立事情については、判らないことが多く、この曲が全曲通して演奏されることを意図されていない、とはっきり断言する研究者もいるのですから、このような重厚な演奏を全曲通してつき合うのは、鑑賞方法として正しくない可能性もあります。しかしながら一方でGoldbergの全体としての曲構造を、明確に打ち出して全曲を全く時間の経過を感じさせずに聞き通させてしまう力を持った名演も存在するのも事実です(Gouldの晩年盤がまさに代表でしょうが)。A.Staierのこの演奏が全曲通して聴くに重い印象を与える原因は、おそらく各曲が非常に鮮やかに輝かしく演奏されていても、実はその細部における細かなフレーズ・多声処理が意外と雑に通り過ぎていくからではないでしょうか。Goldbergという曲は、ヨーロッパ音楽数百年の歴史がいっぱいに詰まって、その細部は掘り起こせば掘り起こすほど、何層にも歴史的・音楽的意義が現れてくる傑作と思うのですが(これは使用楽器云々とは別問題で、モダンピアノでももそうした時間的・空間的意味を感じさせる演奏は存在します)、A.Staierの細部から全体の意味を問うよりも、表層の演奏効果が重視された演奏では、そうした一瞬一瞬に遥かな想いをはせる余地がなく、結果として長く重々しい印象になってしまのではないでしょうか。演奏技術的な面では最高でしょうし、佳演ですが、Goldberg var.という西洋音楽史上に類を見ない傑作の価値を十分に明らかにするレベルには至っていないように思います。

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  • ★★★★★ 

    ジュピター  |  宮城県  |  不明  |  2011年07月07日

    これほど衝撃を受けたゴールドベルク変奏曲は、グールド以来である。まずその音のリアルなこと!目の前で演奏されているようなクリアな音、この演奏を独り占めしている贅沢な時間。そして第16変奏!なんだこの迫力は!!オーケストラで演奏しているのかと思えるほどの圧倒的な音圧ときらきらした水しぶきを浴びるような眩しさ、変奏を重ねるごとにめくるめく快感に浸り、「バッハの最高傑作はゴールドベルク変奏曲ではないか」と思ってしまうほどハマってしまう演奏である。2011.3.11直前の1月に気仙沼発仙台行きの特急の中でiPodで初めて聴いた時の衝撃が忘れられず、私にとっては被災地への思いが重なる永遠の名盤である。音楽を聴くすべての方がこのシュタイアーのゴールドベルク変奏曲に出会う機会があることを心より願っています。

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  • ★★★★★ 

    グラシル・たけちゃん  |  東京都  |  不明  |  2010年05月20日

    予想通りの素晴らしい演奏。若い頃のシュタイアーからすると大人しくもあるが、ゴールデンスタンダードを目指していることがよく分かる「決してやり過ぎない」円熟した演奏である。節回しや間の入れ方等に関してはアンタイの方が面白いと感じるものの、こちらは骨太で全く揺らぎのない大伽藍のような演奏に仕上がっている。ハスをモデルにした16フィートを備えた楽器を使用しており、所々では低音が充填され迫力満点。しかし、多様し過ぎることもなく、全体としてのレジスター変化は最小限に抑えられている。ルセ、アンタイ他、究極の推薦盤といえるものが珍しくはないが、ここにさらにそれらの上を行くと言っても過言ではない録音の登場に拍手喝采を送りたい。付録のDVDも素晴らしい。欲を言えば、全曲の映像も欲しかった。

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  • ★★★★★ 

    ミクロコスモス  |  神奈川県  |  不明  |  2010年05月08日

    ガラスの様な繊細な響きからオーケストラの様に豊かな響き。 チェンバロとはここまで表現力豊かな楽器であったのかと再認識。 二段鍵盤の特性を生かしストップを鍵盤ごとに使い分けたりと興味は尽きない。また宝物が増えました。

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  • ★★★★★ 

    マラ3マニア  |  東京都  |  不明  |  2010年05月08日

    グールドのゴルトベルクを聴いて以来、ゴルトベルク変奏曲はピアノでないと 違和感を感じるようになったが、このシュタイアーの演奏は実に良い。 ひとつひとつの音がキラキラと輝き、チェンバロの金属的な音も全く気にならない。 表情豊かで、録音も優秀だ。 すごく楽しめた。ゴルトベルクファン必携の一枚である。

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  • ★★★★★ 

    けん  |  福岡県  |  不明  |  2010年03月17日

    シュタイアーらしいエネルギッシュでダイナミックな演奏。いつもながらこの人は期待を裏切りません。演奏時間はたっぷり80分かけていても,だれることなく最後まで聞かせてくれました。すばらしい!

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