ruri  |  東京都  |  不明  |  2021年07月18日

数あるベートベン弦楽四重奏全集の中でも間違いなくトップレベルにある。 アルバンベルクＱをさらに進化させた演奏と思わせる。4人の奏者が同等に活躍、変幻自在、強弱の幅はとても大きい。文句の付けようがない。

 

ピジョンバレー  |  埼玉県  |  不明  |  2021年03月05日

素晴らしい全集です。定評があるアルバン・ベルクＳＱやエマーソンＳＱでは聴き飛ばしてしまっていた部分で「おや？」という発見がある。変わったことをやっているとか奇を衒っているとかいうことは全然なく正攻法なんですが、例えばハープの第1楽章の終盤で第１ヴァイオリンが忙しく動く中で各パートがピチカートを奏で、やがて第２ヴァイオリンがアルコでテーマを弾くあたり。このテーマが現われ方が感動的。そして第１ヴァイオリンの忙しいフレーズの最後の音。あっさりと短く切ってしまう演奏が多い中で、ベルチャは音を押すように締めくくる。ため息である。他にもハッとする瞬間が多く、何度でも繰り返して聴くに値する演奏。自分のなかでは、目下のところベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集のベスト・ワン！

 

silver  |  岐阜県  |  不明  |  2016年08月15日

私の魂に、ベルチャSQの名前を刻み付けた名盤である。何と言うか・・ここには全てがあるのだ。繊細さも、大胆さも、喜び・悲しみ・・全てが、である。それらがまるで精密機械のように組み合わさり、能動し、音楽というタペストリーを織り上げていく。アンサンブルの正確さは最上位クラスで、この全集を聴いてしまうと、他の録音が聴けなくなるので注意である。無人島に持っていくディスクの一つ。素晴らしい。

 

カバポチ  |  神奈川県  |  不明  |  2014年03月03日

3/31まで待ちきれず、バラで２セット購入した。今晩届いたばかりだが、その中から７番、８番、１５番を聴いてみた。その演奏の素晴らしいこと。優秀な録音も手伝って、今迄聴いたことのないような新鮮で新しい発見に満ちた快演が繰り広げられていく。一度聴き始めたら、もうやめられない。ベートーヴェンの音楽の素晴らしさを満喫出来る。これは、久々に出たベートーヴェンの弦楽四重奏の名演だ。レビューがないのが不思議なくらいだ。超お薦め盤だ。