歴史と戦争 幻冬舎新書

半藤一利

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344984967
ISBN 10 : 434498496X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
追加情報
:
213p;18

内容詳細

幕末・明治維新からの日本近代化の歩みは、戦争の歴史でもあった。日本民族は世界一優秀だという驕りのもと、無能・無責任なエリートが戦争につきすすみ、メディアはそれを煽り、国民は熱狂した。過ちを繰り返さないために、私たちは歴史に何を学ぶべきなのか。「コチコチの愛国者ほど国を害する者はいない」「戦争の恐ろしさの本質は、非人間的になっていることに気付かないことにある」「日本人は歴史に対する責任というものを持たない民族」―八〇冊以上の著作から厳選した半藤日本史のエッセンス。

目次 : 第1章 幕末・維新・明治をながめて(江戸時代まであった、島国に生きる知恵/ 幕末期日本人の天皇観 ほか)/ 第2章 大正・昭和前期を見つめて(石橋湛山、大正十年の社説/ 母と、大正十二年の関東大震災 ほか)/ 第3章 戦争の時代を生きて(真珠湾攻撃大成功の報せを受けて/ 私の親父は“へん”だった ほか)/ 第4章 戦後を歩んで(戦後がはじまったとき/ 遮蔽幕がとれて ほか)/ 第5章 じっさい見たこと、聞いたこと(東京裁判を見に行った/ 陸海軍省がなくなってもなお ほか)

【著者紹介】
半藤一利 : 1930年、東京・向島生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。松本清張、司馬遼太郎らの担当編集者をつとめる。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役などをへて作家。「歴史探偵」を名乗り、おもに近現代史に関する著作を発表。『漱石先生ぞな、もし』(正続、文春文庫 新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(文春文庫 山本七平賞)など著書多数。『昭和史1926‐1945』『昭和史 戦後篇 1945‐1989』(共に平凡社ライブラリー)で毎日出版文化賞特別賞、2015年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    半藤さんの様々な著作から、戦争に関する小文を取り出したものです。維新から昭和の戦後までをすべての著作から編集者が取り上げたものです。様々なことをよく調べて書かれていると感じました。とくにだれが東京大空襲を指揮したアメリカ軍の将軍に勲章を授けたか、という文章を読んでやはりまだまだ日本の政治家はアメリカを向いているのだなあという気がしました。

  • へくとぱすかる さん

    過去の著作からの抜き書きであるが、年代順にエッセンスをまとめ、歴史と戦争の一貫した流れを見る。太平洋戦争とその結果の悲惨さが、すでに幕末〜日露戦争のあたりに原因を求められること、「夜郎自大」という言葉に象徴される、上から目線の国や軍になって行った歴史から、学ばねばならないことは多いはず。犠牲者はいつもわれわれ「民草」であるという指摘は重い。

  • 海月 さん

    実は初めて買った新書です。そんな新書なのにずっと放置でようやく読みました。 購入してすぐに作者様がお亡くなりになったみたいで平積みされた時は今か!って思ったのにも関わらず放置して申し訳ない気持ちです。 そんな自分の中ではエピソードのある本ですが、内容は著者のベストアルバム的な内容で美味しいところがふんだんに使われた作品でした。戦争の悲惨さとは別に勢いの日本や強欲な日本がよく分かりました。この作品を通して近々山本五十六さんについて学ぼうと思います。

  • zero1 さん

    【正義の戦争などない】何故、人は歴史を学ぶか?「歴史探偵」半藤による言葉の数々を抜粋。【歴史とは巨大で多様な物語。人間学でもある】【戦争はいつだって「自衛のため」】【東京裁判資料は敗者の言い分】【零戦の名前の由来】【日本人の欠点は付和雷同しやすく、集団催眠にかかりやすい】【従軍慰安婦問題とはつまり「苦しんだ人への想像力を持てるか」「ヒューマニズムの問題」】原発を批判し戦争を語る。憲法改正の可能性が現実化し、愛国心を強要される現在。彼の言葉は今の我々こそ必要としている。

  • Rubik's さん

    ★★★☆☆

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人物・団体紹介

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半藤一利

1930年、東京都生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋新社(現・文藝春秋)へ入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役を歴任。著書に『日本のいちばん長い日』、『漱石先生ぞな、もし』(新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞、以上文藝春秋)、『昭和史 1926‐1945』『昭和史

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