ハーメルンの笛吹きと完全犯罪 昔ばなし×ミステリー 世界篇 河出文庫

仁木悦子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309417899
ISBN 10 : 4309417892
フォーマット
出版社
発行年月
2021年01月
日本
追加情報
:
263p;15

内容詳細

白雪姫、ハーメルンの笛吹き、みにくいアヒルの子…イソップ、グリムなど誰もが知っている世界の童話をもとに、仁木悦子、角田喜久雄、石川喬司、鮎川哲也、赤川次郎、小泉喜美子、結城昌治、加田伶太郎ら実力派作家が紡いだ、ミステリー短篇アンソロジー。昔ばなしの「怖さ」がにじみ出る傑作8篇を収録。

【著者紹介】
仁木悦子 : 1928〜1986。『猫は知っていた』で江戸川乱歩賞

角田喜久雄 : 1906〜1994。「笛吹けば人が死ぬ」で日本探偵作家クラブ賞

石川喬司 : 1930〜。『SFの時代』で日本推理作家協会賞

鮎川哲也 : 1919〜2002。『憎悪の化石』と『黒い白鳥』で日本探偵作家クラブ賞。2001年、本格ミステリ大賞特別賞

赤川次郎 : 1948〜。『東京零年』で吉川英治文学賞

小泉喜美子 : 1934〜1985

結城昌治 : 1927〜1996。『軍旗はためく下に』で直木賞

加田伶太郎 : 1918〜1979。作家・福永武彦のペンネーム(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 麦ちゃんの下僕 さん

    1989年刊行『メルヘン・ミステリー傑作選』の改題新装版。同時発売の【日本編】にはガッカリでしたが…こちらは面白かった!中でも印象的だったのは、アンデルセンの同名作品を意識した鮎川哲也さんの「絵のない絵本」…ユーモアさえ感じられる“ダークメルヘン”であり、因果応報を説くまさに現代版の“お伽噺”ですね!赤川次郎さんの「幽霊シリーズ」ものや角田喜久雄さん・加田伶太郎さんの作品は、ミステリーとして充分読み応えがありますし…仁木悦子さん・結城昌治さんのは読後感が切なすぎます(泣) 新保博久さんの解説も秀逸ですよ!

  • mae.dat さん

    どのお話もちょっと荒削りな印象だなぁ。(´๑•_•๑)。ミステリーとしては、なんかちょっと惜しい気がするの。昔話をモチーフにした別のお話として読めば、楽しめるかな?素材は悪くない、もう少し調理すると良くなる気がするのね。気がするだけかな〜。

  • KAZOO さん

    世界篇というのでグリムとかの話が出てくると思いきや日本人作家8人によるアンソロジーでした。とはいうものの結構楽しめました。角田喜久雄の「笛吹けば人が死ぬ」や赤川次郎、鮎川哲也、加田伶太郎(福永武彦)などは水準以上だという気がします。ただやはり30円近く前に出されたものなので若干古臭さは感じます。

  • geshi さん

    『空色の魔女』少女の描いた絵から犯罪に繋がる視点が著者らしい。『笛吹けば人が死ぬ』ハーメルン笛吹きの男というより昭和探偵小説を感じさせる操り。『メルヘン街道』甘い話で終わりかその後があるのか。『絵のない絵本』メルヘンだから使えるネタをぶち込む遊び心満載。『青ひげよ、我に帰れ』切り替えやサスペンスの話づくりの上手さが光る。『遠い美しい声』全編に漂うディレッタントなオシャレ感。『みにくいアヒル』積み重なっていく追い込みが残酷でオチに救いがないなぁ。『赤い靴』正統派なだけに尻すぼみにも思えてしまう。

  • リッツ さん

    世界の童話が共通のミステリーアンソロジー。ベテラン作家さんばかりで発表されたのもかなり昔のよう。時代背景がかなり懐かしくケータイスマホはもちろん出てこないし、BGって言葉ありましたね〜、ビジネスガールの略ですよね?OL以前?そして25才ってそうそう結婚を急かされる歳でした。この時代のミステリーからヒントもらって描かれたんじゃないかな?という昔の漫画もいくつか思い当たってそちらでも懐かしい感じでした。

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人物・団体紹介

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仁木悦子

1928年、東京生まれ。4歳で胸椎カリエスと診断され、歩行不能の車イス生活をおくる。20代半ばから執筆を始め、1957年、『猫は知っていた』が、江戸川乱歩に絶賛され、第3回江戸川乱歩賞受賞。1981年、『赤い猫』で第34回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。さわやかな読後感の作風で人気を博し、「日本の

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