花咲く乙女たちのキンピラゴボウ 前編

橋本治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309400686
ISBN 10 : 430940068X
フォーマット
出版社
発行年月
1989年06月
日本
追加情報
:
222p;16

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読書メーターレビュー

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  • kaoru さん

    橋本治さんが亡くなったので読み返す。著名な男性で少女漫画を語れたのは寺山修司さんと橋本さんかな、と思う。「萩尾望都は金色の夢。永遠に滅び去った金色の世界。そして、萩尾望都は目を瞑った時、世界は滅んだのだ」といった名文が美しい。山岸涼子を語る「妖精王國女皇記」で名作『アラベスク』の登場人物カリン・ルービツを解説する鋭さに驚き、カリンが『妖精王』のクイーン・マブに引き継がれるという分析にも唸った。一時代を築いた漫画家たちに対するオマージュであるばかりでなく、優れた女性論でもあると思う。

  • 阿部義彦 さん

    とらじゃ、めりた、かりた、居ましたねえ。ムフフ。永久保存版の名著、この版にて初めて著者自身の手による後書きが付きました。買うしかないですぞ!すべての章で文体が違います。あなたの次の言葉はなあに?洞察力劣る!わかる人にしか分からない評論集。

  • 駒場 さん

    とりあえず山岸凉子論だけ。「日出処の天子」「天人唐草」しか読んでいないのを悔やんだ。/少年たちの性の始まりが快楽によって告げられるのとは違い、少女たちの性は単に一つの“事実”として始まる。それは唐突に訪れる忌まわしくも赤い血であり、脈絡不明に押し付けられたその“事実”がもたらすものは屈辱である/「天人唐草」が提出されることに因って、少女もまた性を持つという“常識”が読者の間に定着させられた/正当なものとして少女が性を手にした/

  • 還暦院erk さん

    久々の再読。えらく時間がかかってしまった。第T章倉田江美論。作品は持ってないがなぜか懐かしい…。第U章で取り上げられている萩尾漫画は蔵書にかなりあるので、初期作品集から再読したくなってしまった。pp77-86あたり、橋本さんの戦後子ども(家庭)論の説得力が半端無い!第V章は一転しておふざけ風文体で大矢ちきなどを題材にした評論。わたし、『おじゃまさんリュリュ』再読しすぎてコミックス傷んで買い直したなぁ昔。で第W章、山岸涼子論。出た出た『天人唐草』!まぁこの評論だけは少々引っかかりを感じたかも。

  • 蒼1228 さん

    卒論で必要なので古書を探しまくってようやく発見! 後編と併せて読んで圧倒される。こういうやつが少女小説でも出てくれるといいのになあ

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人物・団体紹介

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橋本治

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルで精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年

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