アトムと寅さん 壮大な夢の正体

草森紳一 / 四方田犬彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309268651
ISBN 10 : 430926865X
フォーマット
出版社
発行年月
2005年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,203p

内容詳細

日本人の魂のユートピアを追求した「鉄腕アトム」と「男はつらいよ」。涙と笑いに潜む痛烈なアイロニー。果たして、漂泊するその心のありかは。マンガ・映画論客による渾身の痛快バトル。

【著者紹介】
草森紳一 : 1938年帯広生まれ。慶應義塾大学中国文学科卒業。1971年『ナンセンスの練習』でサブカルチャー評論を展開。1972年『江戸のデザイン』で毎日出版文化賞受賞。『絶対の宣伝―ナチス・プロパガンダ』(全四巻)でプロパガンダ論を確立。以後、中国史論、美術論、デザイン論、音楽論、写真論、漫画論、映画論と批評論は多岐に渡る

四方田犬彦 : 1953年西宮生まれ。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。ソウルの建国大学に始まり、コロンビア大学、ボローニャ大学などで客員教授、客員研究員を務める。現在は明治学院大学教授として映画史を講じている。映画のみならず、文学、漫画、料理、都市論といった広い領域で批評活動を行なう。『月島物語』(集英社文庫)で斎藤緑雨文学賞を、『モロッコ流謫』(新潮社)で伊藤整文学賞を、『映画史への招待』(岩波書店)でサントリー学芸賞を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • がんぞ さん

    アニメのキャラが次々とパチンコ台になる中でアトムは真面目な愛と正義の味方のイメージでおとなの遊びには付き合わせ難い。正体は学級委員長少女か。代表作だが「悪の心」を持ったアトラスがライバルとして設定されているのも四角四面な正義にうんざりしていたことを暗示している…/後半の寅さん分析の方が熱が入っている。「車」という苗字の由来、売人の啖呵に込められた(落語など大衆芸能を踏まえた)深い教養。それは敗戦による欧米従属、中央統制拡大への抵抗であったかもしれない。タコ社長の矜持、嬶さんには弱い。妹サクラに弱いのと同様

  • GX さん

    寅さんのパートが面白かったです。何気なく見ていたシーンにもいろいろな意味が込められているのですね。

  • hiratax さん

    (20060307)今なら垂涎の組み合わせだが両者とも名前を知っていくつか文章を読んだことがある、というくらい。当初は手塚論でやりたかったが、草森さんの意向でこうなったとか。権威に回収されずに雑多を好むみたいなことだろうか。

  • トルコアイス さん

    西郷隆盛についてとか,未収録の話もいつか世に出ることを祈らんばかり。

  • 荒川ながれ さん

    面白かった。漫画家は非体制にならざるを得ないこと。寅さんのベースには落語があること。

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