泣かない女はいない

長嶋有

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309017051
ISBN 10 : 4309017053
フォーマット
出版社
発行年月
2005年03月
日本
追加情報
:
20cm,171p

内容詳細

ごめんねと言ってはいけないと思った。「ごめんね」でも、言ってしまった…。恋をめぐる心のふしぎを描く、長嶋有自信作。角田光代氏、キリンジの堀込高樹氏絶賛。名作「センスなし」併録。

【著者紹介】
長嶋有 : 1972年生まれ。2001年、「サイドカーに犬」で第92回文学界新人賞、2002年、「猛スピードで母は」で第126回芥川賞を受賞した。また、肩甲の号を持つ俳人でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おくちゃん🌸柳緑花紅 さん

    温度の低い淡々とした日常にポッと灯が一瞬ともる感じ。最後の切なさに鼻の奥がツンとした。泣かない女はいない。泣かない男もいない。泣く姿なんか見せない。ただ涙がこぼれるだけ。2作品目の「センスなし」も良いね。自分の好きなものを大声で誇らしく言い続けて〜。相手に合わせなくたって良いよね。でも隠してしまうその事が切ない。ああ切ないわ。

  • konoha さん

    長嶋さん初読。コミカルな作風かと思っていましたが、表題作は純文学っぽい、きれいな文章で、主人公の女性の感情や生活の変化を書く。睦美は恋人がいながら、転職先の男性に惹かれていく。ただ、そこに主眼は置かれず、人が相手の存在を知り、距離を縮めていくことが、さりげなく書かれているのが逆にリアリティーがある。いわゆる恋愛小説ではないと思う。何も起こらないけど、どこか引っかかりのある話が好きなので、好みには合ってました。「センスなし」は、切なかった。書き下ろし短篇は、カバー裏にあり、図書館本のため、読めず。

  • アマニョッキ さん

    カバー裏の「二人のデート」目的。シャンディガフのガフ抜きで!いつか使おう。

  • まる さん

    1999年、2000年が舞台でどことなくノスタルジック。良い方向に進むわけでもなく、かと言って感傷的なわけでもなく、静かな話でした。表題作もタイトルと違い泣く女が出てこないのが印象的でした。

  • Zann さん

    ★★★★☆ジャンル純文学。初読み作家さん。中編二話。表題作は再就職した二十代後半の女性の日常。もう一作『センスなし』は離婚間近の専業主婦の何日間かの断片。内容としては、本当に起伏はあまりない。しかし、女性しか持てない感覚ではあると思うが、この透明感がある文章からの既視感が半端ない。会社勤めをした事がない読み手の私が、感じるこのデジャヴ。作者はイヤミスなど意図してないのであろうが、リアリティがありすぎる文章でのザラッとした感触がまた良い。タイトルとラストの絡みも凄いと思う。とても良かった。

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人物・団体紹介

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長嶋有

1972年生まれ。2001年「サイドカーに犬」で第92回文學界新人賞、’02年「猛スピードで母は」で第126回芥川賞、’07年の『夕子ちゃんの近道』で第1回大江健三郎賞を受賞し、’08年には『ジャージの二人』が映画化された。’16年『三の隣は五号室』で第52回谷崎潤一郎賞受賞(本データはこの書籍が刊

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