ジブリの教科書 1 風の谷のナウシカ 文春ジブリ文庫

スタジオジブリ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784168120008
ISBN 10 : 4168120007
フォーマット
出版社
発行年月
2013年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
シリーズ
:
追加情報
:
320p;16

内容詳細

凶暴な美しさを秘め、友愛を体現するヒロイン像と圧倒的なSF世界。伝説的映画の魅力を立花 隆、内田 樹ら第一級の執筆陣が読み解く!

【目次】

ナビゲーター・立花 隆
前人未踏の巨大世界、ナウシカ

Part1  映画『風の谷のナウシカ』誕生
ナウシカ誕生物語
鈴木敏夫 “賭け”で負けてナウシカは生まれた
高畑 勲×宮崎 駿 映画『風の谷のナウシカ』の基本設定をめぐって
宮崎 駿 『ナウシカ』誕生までの試行錯誤
宣材コレクション

・viewpoint・内田 樹
二つの『ナウシカ』―物語に選ばれた人

Part2  『風の谷のナウシカ』の制作現場
ナウシカ役 島本須美の制作現場訪問記
高畑 勲 血湧き肉躍る「宮崎アニメ」
[プロデューサー] 高畑 勲 「僕は“助っ人”プロデューサーなんです」
[原画] 庵野秀明 「もう一度いっしょにお仕事したいですね」
[作画監督] 小松原一男 「宮崎さんの演出のタイミングは抜群!」
[美術監督] 中村光毅 「苦労した分、満足感のある仕事でしたね」
[原画] 吉田忠勝 「王蟲をはじめて見た時ゾクゾクッとした!」
[原画] 小田部羊一 「宮崎さんのレイアウトはじつにすごい」
[音楽] 久石 譲 「ナウシカを通して音楽を入れてみました」
映画の設計図 絵コンテとは?
映画公開当時の新聞記事を再録!

Part3  作品の背景を読み解く
満島ひかり 遅く起きた頭のがんがんする朝に
椎名 誠 夢と生きる力を与えてもらったナウシカ
長沼 毅 腐海の生物学
川上弘美 ナウシカの偶然
佐藤 優 『風の谷のナウシカ』と国家

古典から読み解くナウシカ
虫めづる姫君
[解説] 大塚ひかり 「虫めづる姫君」の心
オデュッセイア
[解説] 丹下和彦 流れ者の中年男への恋

山崎まどか 少女としてのナウシカ・ヒロインとしてのナウシカ
伊藤理佐  なんか、特別
宮崎 駿×E・カレンバック
“風の谷”の未来を語ろう 
火を捨てる? 『ナウシカ』と冷蔵庫のある『エコトピア』

大塚英志 『風の谷のナウシカ』解題
出典一覧
宮崎駿プロフィール
映画クレジット

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読書メーターレビュー

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  • けんとまん1007 さん

    映画はテレビで観ただけ。それも何回だろう・・・3,4回くらいかなあ。何度観ても飽きることがないし、新たな発見と感動がある。そんなナウシカの背景や、そこに籠められた多くの人の思いが伝わってくる。これは、大きなメッセージがいくつも籠められている。だからこそ、伝わるものの幅広い。それにして、初公開からかなり時間が経過していても、色褪せない凄さがある。

  • レモン さん

    何度観ても飽きないし、観る年齢によって新たな発見があったり違う感想を持ったりするのが、ナウシカに限らず名作たる所以。特に興味深かったのが「腐海の生物学」とE.カレンバックとの対談。汚染された水俣湾で豊かな生態系ができていたというくだりにハッとした。宮ア監督の膨大な知識量と教養の深さ、そして人間とはどのような生き物かを描くための観察力と探究心に脱帽。理想系過ぎてこんな強いヒロインは実在しないと感じるが、現実味がないと感じないのはそのためか。細部までの作り込みに改めて驚嘆する。

  • 兵士O さん

    この本を読んで、僕は宮崎監督の創造性はもちろんですが、高畑Pのナウシカへの理解に心打たれました。普段、一般のアニメ・漫画作品では安易に使われる世界観という言葉、このナウシカでは風の谷に住んでいる人々の生活だけでなく、この現代社会と比べてどう価値観や倫理観が違うのか、ということまで考えが及んでいます。大塚さんの解題を読んで、「興業的には申し分ない、だが宮さんの友人としてのこの映画の評価は30点」という高畑さんの言葉は、まだまだ宮崎駿は作らねばならぬことがある、という高畑さんなりのエールだったと思いました。

  • 佐島楓 さん

    制作現場の裏話など資料的価値も高いが、それだけにとどまらない豪華な執筆陣。宮崎駿監督の超人ぶりがこの一冊で理解できる(あの時代にこれだけの作品が制作されたという事実に触れられる幸せ!)。川上弘美さんが書いていらっしゃる文章で、ナウシカが私の身近に感じられるようで嬉しかった。また映画を観たくなる。

  • ロマンチッカーnao さん

    ナウシカの決定版と言ってもいい1冊です。ナウシカという映画とマンガによって、確かにこの国の何かを変えたと思う作品をそれぞれに語っています。環境なんて概念のない時代にそれを主題に映画を作った。しかも教育的でなく見る人全てを感動させた。ナウシカに永遠に残る名作でしょう。しかし、時間がなくて、最後はこれでいいかと思いつつ完成させた。もし時間があれば、あのラストシーンは別の形になっていた。う〜ん。。それも見てみたい。。巨神兵とオームの戦闘シーンもあったらしい。めちゃくちゃ興味を惹かれました。

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