陰陽師 女蛇ノ巻 文春文庫

夢枕獏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167917593
ISBN 10 : 4167917599
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
追加情報
:
308p;16

内容詳細

少納言・坂上彦麻呂は、夜な夜な怖ろしげな美女から手に噛みつかれる夢を見る。目覚めると実際に赤い傷が―蘆屋道満が活躍する「にぎにぎ少納言」、虫めづる露子姫が登場する「塔」、そして今日も晴明と博雅は京の怪異に奔走する。夫婦の情愛、前世の因縁、虫の音と妙なる琵琶の響き。昭和・平成・令和と愛され続けて16巻目!

【著者紹介】
夢枕獏 : 昭和26(1951)年、神奈川県小田原市生れ。48年、東海大学日本文学科卒業。52年、「奇想天外」誌に「カエルの死」を書いてデビュー。『上弦の月を喰べる獅子』で、平成元年に第10回日本SF大賞を受賞。『神々の山嶺』で、10年に第11回柴田錬三郎賞を受賞。『大江戸釣客伝』で、23年に第39回泉鏡花文学賞、第5回舟橋聖一文学賞、翌年に第46回吉川英治文学賞を受賞。29年に第65回菊池寛賞を受賞。30年に紫綬褒章を受章。圧倒的な人気を博する「陰陽師」「魔獣狩り」「餓狼伝」の各シリーズをはじめ、山岳、冒険、ミステリー、幻想小説などの分野で広範な読者を魅了し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO さん

    最新刊文庫版陰陽師ですが2年前の出版されたときに読んでいて再読ですが結構忘れています。晴明と博雅あるいは道満、露姫など常連が結構出てきて楽しい話満載です。相人、月を呑む仏、蝉丸などがいい雰囲気でした。

  • 眠る山猫屋 さん

    道満さんの単独ストーリーすら描かれる偏愛にニヤリ。獏さんの愛情が伝わるなぁ。露子姫も愛らしい。サラリとした短編ばかりだから、静かな宵闇刻にちょうど良い。この巻では、結びの言葉に静かで深い余韻を残す物語が多かった。そして打ち捨てられた者たちの哀しみに寄り添う博雅と、それを見守る晴明。いつまでも待てる物語、そして何度でも読み返したくなる物語でもある。

  • 紫 綺 さん

    単行本にて読了。漢字や平仮名の純和風なオノマトペが新鮮。作者が意識したのか、常套シーンが減ったような気がする。手抜きとは思わないから続けて欲しい。「いこう」「いこう」そういうことになった。が好き♪

  • みやび さん

    このシリーズも16弾目。久しぶりに手にするも、やはりページを開いた瞬間に、晴明と博雅が座して酒を酌み交わす、季節感溢れる雅な世界に惹き込まれていく。文体は段々と簡素になり、無駄が一切省かれていっているようにも感じられるけれど、それが却ってこの世界の美しさを引き立てているようにも思える。最後に蝉丸と博雅が共に楽器を奏でて語り合う場面で静かに幕を閉じ、情緒溢れる極上の余韻に浸ることが出来るのも魅力だ。博雅が奏でる笛の音のように、ほろほろと物語がこぼれてゆく。

  • venturingbeyond さん

    しばらくぶりの陰陽師シリーズ。帯にもある通り、もう35周年になるんですね。晴明と博雅のバディに、道満、露子姫、蝉丸と、本作でもお馴染みの面々が活躍。今までの作品同様に滋味深い小編が並んでますが、個人的には、『塔』・『露子姫』・『月を呑む仏』・『蝉丸』の最後の四作が好み。最後に置かれた『蝉丸』で、叙情深い余韻を残して終わるのも、良い読後感。あとがきにある通り、作者も67歳とのことですが、まだまだ読み続けたいところ。

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人物・団体紹介

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夢枕獏

1951年生まれ。77年、「カエルの死」で作家デビュー。『上弦の月を喰べる獅子』で、89年に第10回日本SF大賞を受賞。『神々の山嶺』で、98年に第11回柴田錬三郎賞を受賞。2017年に第65回菊池寛賞を受賞。18年に紫綬褒章を受章

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