エヴェレスト 神々の山嶺 角川文庫

夢枕獏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041034538
ISBN 10 : 4041034531
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
追加情報
:
1076;15

内容詳細

山に賭ける男を描いた山岳小説の金字塔。待望の合本版!

世界初のエヴェレスト登頂目前で姿を消した登山家・ジョージ・マロリー。謎の鍵を握る古いカメラを手に入れた深町誠は、孤高の登山家・羽生丈二に出会う。山に賭ける男を描いた山岳小説の金字塔が、合本版で登場。

【著者紹介】
夢枕獏 : 1951年、小田原生まれ。東海大学卒業。『上弦の月を喰べる獅子』で第10回日本SF大賞、『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞、『大江戸釣客伝』で第39回泉鏡花文学賞、第5回舟橋聖一文学賞、第46回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hiro さん

    夢枕獏さんの本は初読み。マンガ『岳』を読んでエヴェレストにも公募隊で登れるということを知ったが、この小説を読むと、やはりエヴェレストは別物だった。実在の人物であるマロリーはエヴェレストに初登頂していたのだろうかという謎と、そのマロリーのカメラを巡る人間の欲望の話を混ぜながら、羽生丈二という人間の限界に挑戦する天才クライマーと、その羽生を追いかける山岳カメラマンの主人公深町誠の話は、この本が1000ページを越えていることを忘れさせてくれる。やはり人間が限界に挑戦する山岳小説は面白い。映画も楽しみだ。

  • 積読亭くま吉(●´(エ)`●) さん

    ★★★★再読『想え!想うんだ』作家の作品の中でも、断トツで好きな作品。羽生も深町も簡単に共感を許しはしない。厚い殻の下、地熱のように熱く、ただひたすらにそこに有るのは、とんでもなくシンプルな、それだけに本気な思い何だと気がつく。【雑感】諦めないとか、根性論と簡単に乗ったらイケナイって常々思ってる。なのにこの作品には抗えない、圧倒的に惹かれる。「足がダメになったら手で、手がダメになったら指で、指がダメになったら歯を立てて進め。それでもダメになったら目で見ろ、心で想え、想うんだ!」

  • いつでも母さん さん

    やっと、やっと読了した。あとがき目当てでこちらを選んだのだが文庫でこの厚さは反則だ〜!凄い作品でした。夢枕作品を完読したことは無い私が、しかもカタカナ多いのに(汗)リタイアせずに読み切ったのだ。しかし、『きたー!』とはならない。映画化もされ、概ね評価の高い作品だが私とは相性が悪かったのかな。それは、「そこに山があるからではなく、ここにおれがいるからだ」と云う天上天下唯我独尊の羽生と、負けず劣らずの深町に共感できない普通のオバサンの私だからか。しかし、『山』の描写は凄く圧倒されたなぁ。

  • それいゆ さん

    以前から読みたいと思っていましたが、映画公開されたのを機会に、この合冊文庫版を手にしました。分厚くてずっしりと重いですが、一気に読破しました。エヴェレストに登頂する前まで読んだところで映画を観ましたが、ダイジェスト版のような駄作映画がすっと入ってきて分かりやすかったです。映画もそうですが、タイトルを「エヴェレスト」に変えたことには大反対です。「神々の山嶺」という言葉の荘厳な響きを理解しようとしない安易な発想にがっかりです。

  • chimako さん

    「なぜ山に登るのか」この疑問はたぶん彼らにとっては「なぜ生きるのか」と同じ意味を持つ。生きて還ることの難しいあの山領に魅せられ、惹かれ、取り憑かれ、飲み込まれた男たち。その男たちを愛する哀しい女たち。人の死が日常茶飯事の厳寒の山々には一体何が待っているのか。目を開け前を見据えたまま山の深い懐に抱かれてしまった羽生の魂は瀕死の深町に受け継がれた。そして、深町はその山の懐から脱出することで羽生の強く厳しい想いをまっている人たちに届ける。作者のたぎる様なエネルギーを浴び続けた1075ページだった。

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人物・団体紹介

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夢枕獏

1951年生まれ。77年、「カエルの死」で作家デビュー。『上弦の月を喰べる獅子』で、89年に第10回日本SF大賞を受賞。『神々の山嶺』で、98年に第11回柴田錬三郎賞を受賞。2017年に第65回菊池寛賞を受賞。18年に紫綬褒章を受章

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