死仮面 文春文庫

折原一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167912253
ISBN 10 : 4167912252
フォーマット
出版社
発行年月
2019年02月
日本
追加情報
:
364p;16

内容詳細

突然、死んだ夫は名前も職業もすべてが嘘だった。真実を求めて、雅代は彼の遺した小説を読み進める。そこには奇妙な連続少年失踪事件が描かれていた。ストーカー化した前夫の影に怯えながらも、雅代は小説の舞台を訪れ、やがて一軒の洋館に辿り着く。何が現実で、何が虚構か?折原ワールド全開の長編小説。

【著者紹介】
折原一 : 早稲田大学卒業後、編集者を経て88年に『五つの棺』(後に改作して『七つの棺』)でデビュー。以後、大胆な叙述トリックを駆使した本格ミステリーからトラベルミステリー、サスペンス、ホラーと幅広い作風で活躍。95年には『沈黙の教室』で第48回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。2018年に『異人たちの館』が本屋大賞発掘部門の「超発掘本!」に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    内縁の夫に死なれた妻。ただ夫の名前も職業も全て架空のものだった。残された小説を頼りに真実を探しに出るが、小説に描かれていたのは連続少年失踪事件で…。という掴みは最高なのだけど、内容はいつもの折原一。どの登場人物も独特の論理によって行動するため、ミステリの最低条件である犯人当てをするのは不可能に近い。本書もラストに至って普通では考えられないゲームをするし、『侵入者』の再現劇並みにありえないな。現実と小説が交互に語られるという構成だけど、最後の方どちらかというとミステリというより幻想文学読んだ読後感しました。

  • かめりあうさぎ さん

    かなり複雑な読了感。基本的には二者の目線が交互に進んでいくのですが、そのうち現実と夢の境界が曖昧になっていくというか、軽く酩酊状態になりました。ミステリとしては変化球過ぎで謎解きの爽快感が薄く、不思議な世界観を成り立たせるにも奥行きが足りない印象。個人的には微妙な作品でした。

  • ばんだねいっぺい さん

     わかったような、わかんなかったような。話が進むにつれて、作中劇とメインだった物語の境が曖昧になり、最後には消失する。このクラクラするめまいのするような感覚がこの小説の持ち味なのだろう。

  • 坂城 弥生 さん

    この作家さんは散々読み手を振り回して、気持ち悪い読後感に持って行くのが得意なんだな。と感じた。今作も僕視点と、秋月さん視点が混ざり合って、ああ…という着地だった。

  • えみ さん

    これでもかってくらい振り回された。頁が進むほどに正常な判断が出来なくなっていく小説。愛していた夫は全てが偽りだった。突然夫を亡くした雅代はこの衝撃的な事実を知らされる。彼は何者だったのか。本当の彼を知るため彼の遺した小説を読み始める。一方で「僕」の周囲で起きている連続少年失踪事件が並行して描かれている。雅代と僕の運命が交差する時、現実か虚構か自らが持っていた判断基準が揺らぐ。何とも雲を掴むような小説だった。これだという真実はあっという間に次の場面で消されてしまう。何となく弄ばれた気分で面白くない…。

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折原一

早稲田大学卒業後、編集者を経て88年に『五つの棺』(後に改作して『七つの棺』)でデビュー。以後、大胆な叙述トリックを駆使した本格ミステリーからトラベルミステリー、サスペンス、ホラーと幅広い作風で活躍。95年には『沈黙の教室』で第48回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。2018年には『異人たちの館

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