スティーヴン・キング

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メイプル・ストリートの家 文春文庫

スティーヴン・キング

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167705367
ISBN 10 : 4167705362
フォーマット
出版社
発行年月
2006年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
永井淳 ,  
追加情報
:
16cm,314p

内容詳細

死を間近にした祖父が、林檎の花びらが舞う果樹園で、孫息子に語って聞かせた“指示”とは(「かわいい子馬」)、母親をいじめる邪悪な継父を亡き者にしようとするきょうだいたちがとったとんでもない作戦(表題作)など、子どもを描かせても天下一品の著者の才能が存分に発揮された作品を含む短篇全5篇。著者自身による作品解説付き。

【著者紹介】
スティーヴン・キング : 1947年、アメリカ、メイン州に生まれる。「IT」「ミザリー」「グリーン・マイル」他、数々の名作を発表、現代最高の物語作家として世界的な声価を誇る巨匠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Tetchy さん

    普通小説、ホラー、モンスター小説、侵略物のSF小説、ジュヴナイル。しかし各編はそれらジャンルを見事にミックスさせて一括りにできない作品に仕上げている。本書のベストは表題作だ。なかなか懐けない継父との確執が募る4人の兄妹たちの鬱屈を何とも豪快な手法で解決したことに溜飲が下がった。あとは「十時の人々」の発想の面白さを挙げたい。とにかくキングはどんなジャンルの話も書けるのだという思いを強くした。さて“NIGHTMARES & DREAMSCAPES”もあと1冊。次はどんな悪夢と風景を見せてくれるのだろうか。

  • ゆのん さん

    5編から成る短編集。どの話も面白かった。ちょっと哲学的な『かわいい子馬』、ホラー的な『電話はどこから…?』『十時の人々』『クラウチ・エンド』。私はファンタジーに感じた『メイプル・ストリートの家』。作者自身による作品解説もとっても良かった。相変わらず、リチャード・バックマンを別人として扱っているのには思わず笑みが出てしまう。100

  • ロア さん

    キング大好き‼さて…今回のこの短編集は全体的にSFな雰囲気〜(^ω^)とはいえ「かわいい子馬」は全くの別次元!儚いけど確かにそこにある何か。清涼で澄み切った想いのようなものを感じたよ。別の短編集に収められている「愛するものは全てさらい取られる」に通じるような、寂寥感の中にぽつんと見つけた小さな温かみ(*´∀`*)キングはホラーばっかじゃないから。このバランスが堪んないんだ!

  • トムトム さん

    クラウチエンドが大好き。何回読んでも大好き。読めない文字とかのちょっとしたズレが怖い

  • **くま** さん

    文学、サスペンス、SF、ホラー等バラエティ豊かな短編集。洗練された大人感でキングらしいどぎつさ、ぶっ飛び感がなく、ちょっとおとなしいかな? 私はもっとお子ちゃまな作品のほうが好きなので残念(笑)。「電話はどこから・・・?」はミステリファンの私には既視感。おそらくどっかで(ミステリ本で)似たの読んだことある? 「十時の人々」は赤いスカートに関する描写がショック(笑)。これキングだけだよね? もう赤いスカートは二度と買わなくなりそう。表題作は読み始めてすぐオチがわかりましたが、グリム童話風×SFなとこが好き。

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