夏草の賦 下 文春文庫

司馬遼太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167663209
ISBN 10 : 4167663201
フォーマット
出版社
発行年月
2005年09月
日本
追加情報
:
16cm,319p

内容詳細

もし、おれが僻地の土佐ではなく東海の地に生れていたならば…長曽我部元親は嘆く。強盛を誇った信長が斃れても、素早く跡を襲った豊臣秀吉によって、営々と築きあげてきた四国に侵略の手が伸びてきた。そして再び土佐一国に、押し込められようとしている―土佐に興り、四国全土を席巻した風雲児の生涯。

【著者紹介】
司馬遼太郎 : 大正12(1923)年、大阪市に生れる。大阪外国語学校蒙古語科卒業。昭和35年、「梟の城」で第42回直木賞受賞。41年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞。47年、「世に棲む日日」を中心にした作家活動で吉川英治文学賞受賞。51年、日本芸術院恩賜賞受賞。56年、日本芸術院会員。57年、「ひとびとの跫音」で読売文学賞受賞。58年、「歴史小説の革新」についての功績で朝日賞受賞。59年、「街道をゆく“南蛮のみち1”」で日本文学大賞受賞。62年、「ロシアについて」で読売文学賞受賞。63年、「韃靼疾風録」で大仏次郎賞受賞。平成3年、文化功労者。平成5年、文化勲章受章。平成8(1996)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    下巻に入っても、軽快な展開が続く。 時代が信長から秀吉に移る中で、元親は 巧みに四国を制覇していく。それにしても 信長・秀吉との関係で万事が変わっていく あたりの描写は闊達で 歴史が脳裏に 浮かんでくるのは素直に嬉しいのだが.. 元親の情熱が失せた時に この物語は終わる べきだったかもしれない.. 長宗我部家の終息もひどくあっけなく 突然の印象が否めない、終わり方だった。

  • レアル さん

    信長、光秀、秀吉の天下の中、元親は天下統一の夢を諦め、一国の主に収まってしまう。元親が田舎者だから?中央への関心が薄いのが原因?本人は時代と生まれた場所が悪かった!との事だが、もう少し周りに配慮があれば、違った人生があっただろうに…と勝手な事を思ってしまう。最後、戸次川の戦いでは天下を夢見てた元親とは別人のようになってしまっている姿がなんとも遣る瀬無い。。

  • 優希 さん

    土佐を統一してから元親の様子が変化したように思えました。それまでの活気は何処へやら、消極的な武将になったように見えるのです。信長亡き後、台頭してきた豊臣秀吉の力が元親を土佐の権力から広めないようにしたからでしょうか。とはいえ、土佐で力を持った一武将がいたことを記憶に留めたいと思います。

  • 財布にジャック さん

    最後の一行を読んだ時、元親の頑張りの結果がこれかと思うと泣きたくなりましたが、元親の思慮深い性格が凶と出ちゃったとは絶対に思いたくないです。この小説の中での苦悩する姿がとても人間らしくて、勇ましく強いという武将のイメージとはかけ離れていますが、決して嫌いじゃないです。天下をとるということの難しさがひしひしと伝わってきてリアルで良かったと思います。司馬さんの小説の中では、だいぶ読みやすい上に短いので、歴史苦手な方にもお勧めしたいです。

  • やっちゃん さん

    中盤急に下世話な恋愛話になってこれが笑える。子を産むための道具って元手はこの本?弥三郎がいい男と思わせるには充分でラストにうまく繋がった。逆に元親は悩んでばかりで名将?評価に違和感。もっとイケイケのシーンを見たかった。「男は夢のあるうちが花」

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人物・団体紹介

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司馬遼太郎

1923(大正12)年、大阪に生まれ、大阪外語大学蒙古語学科を卒業。1959(昭和34)年『梟の城』により第42回直木賞を受賞。67年『殉死』により第9回毎日芸術賞、76年『空海の風景』など一連の歴史小説により第32回芸術院恩賜賞、82年『ひとびとの跫音』により第33回読売文学賞、83年「歴史小説の

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