世に棲む日日 2 文春文庫

司馬遼太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167663070
ISBN 10 : 4167663074
フォーマット
出版社
発行年月
2003年03月
日本
追加情報
:
16cm,311p

内容詳細

海外渡航を試みるという、大禁を犯した吉田松陰は郷里の萩郊外、松本村に蟄居させられる。そして安政ノ大獄で、死罪に処せられるまでの、わずか三年たらずの間、粗末な小屋の塾で、高杉晋作らを相手に、松陰が細々とまき続けた小さな種は、やがて狂気じみた、すさまじいまでの勤王攘夷運動に成長し、時勢を沸騰させてゆく。

【著者紹介】
司馬遼太郎 : 大正12(1923)年、大阪市に生れる。大阪外国語学校蒙古語科卒業。昭和35年、「梟の城」で第42回直木賞受賞。41年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞。47年、「世に棲む日日」を中心にした作家活動で吉川英治文学賞受賞。51年、日本芸術院恩賜賞受賞。56年、日本芸術院会員。57年、「ひとびとの跫音」で読売文学賞受賞。58年、「歴史小説の革新」についての功績で朝日賞受賞。59年、「街道をゆく“南蛮のみち1”」で日本文学大賞受賞。62年、「ロシアについて」で読売文学賞受賞。63年、「韃靼疾風録」で大仏次郎賞受賞。平成3年、文化功労者。平成5年、文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ehirano1 さん

    他とは一線を画す尖り切った狂気という「思想(=虚構)」は、松陰から晋作へと本人隊のあずかり知らぬ形で移行。その光景はまさに「そして、バトンは渡された(未読ですが・・・)」。バトンを渡したのは果たして何者/何者達なのか?時代なのか?これはもうたまりません!

  • thee birdmen さん

    投獄・蟄居という沙汰の中始動する松下村塾。そこに集まった才気あふれる若者たち。いよいよやってきた時代の変革期に中心となる筈だった松陰はといえば…あっさりと死んでしまいます。しかしながら攘夷のバトンを受け継いだのは稀代の奇才高杉晋作。電光石火・風雨の如き活躍が待っているかと思うとワクワクする終わり方です。とはいえ人の一生が本人の持つ資質と教育と時代背景でこうも変わるものかと思うと運命の皮肉を感じざるをえません。今更ながら短くも命を燃やして尽きる生き様には感服します。

  • 優希 さん

    松陰先生の密航は大禁であり、結果安政の大獄で死することになります。死までの短い時間、高杉晋作や久坂玄瑞らに教えた要素が狂気的勤王攘夷へと動くのが、幕末という激しい時代だと思わされました。高杉さんの行動力は松陰先生の思想を継ぎ、現実化すべき理想の中にあったのですね。

  • 夜間飛行 さん

    黒船による渡米を企てた松陰は「狂」と見られた。しかし今からすれば彼の考えは正しく、幕府は早いとこ鎖国を止めて視察団を送るべきだったと思う。上層武士階級は度を失っており、一介の書生にすぎない松陰がむしろ武士の覚悟を保っている。こういう所に江戸時代の底力があるのだろう。ただし、是か非か迷うのは「思想を維持する精神は、狂気でなければならない」という松陰の信念だ。これは、革命のために人の命を軽視するという暴力肯定論につながるであろう。松陰の狂気は弟子たちによって受け継がれるので、彼らの前途を見つつ考えていきたい。

  • yoshida さん

    吉田松陰は渡米を試みるが失敗し幕府に自首する。なんと純なことか。松陰は萩の松本村に蟄居し安政ノ大獄で斬られるまでの3年間、松下村塾を開き狂の種を撒く。松陰の死と同じくして高杉晋作が時代に躍り出る。動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し。晋作が勇躍する。自分の道を見つけられずにいた晋作は上海で攘夷による戦争の活力で、300諸侯からなる日本を天皇を戴く統一国家とする事を決意。帰国後すぐに脱藩する。まさに雷電の如し。晋作の思想を実現するための狂の力が躍動する。わずか28年の生涯で時代を動かした狂に脱帽する。

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人物・団体紹介

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司馬遼太郎

1923(大正12)年、大阪に生まれ、大阪外語大学蒙古語学科を卒業。59(昭和34)年『梟の城』により第42回直木賞を受賞。67年『殉死』により第9回毎日芸術賞、76年『空海の風景』など一連の歴史小説により第32回芸術院恩賜賞、82年『ひとびとの跫音』により第33回読売文学賞、83年「歴史小説の革新

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