桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活 文春文庫

奥泉光

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167580032
ISBN 10 : 4167580039
フォーマット
出版社
発行年月
2013年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
奥泉光 ,  
追加情報
:
414p;16

内容詳細

地位も才能もないが、やる気もなく志も低い准教授・桑潟幸一、通称クワコーを、毎月毎月、襲う怪事件。何とかしないとヤバイじゃんクワコー、と首をつっこむ文芸部の変人女子たちにいじられながら、首吊り幽霊の謎ほか、春のキャンパスを騒がす3つの事件にクワコーが挑む。芥川賞作家が贈る脱力+自虐のユーモア・ミステリ。

【著者紹介】
奥泉光 : 1956年山形県生まれ。国際基督教大学卒業。1986年、「地の鳥天の魚群」を発表して注目を浴びる。93年『ノヴァーリスの引用』で野間文芸新人賞を、94年「石の来歴」で芥川賞を、2009年『神器 軍艦「橿原」殺人事件』で野間文芸賞を受賞。2012年より芥川賞選考委員を務める。現在、近畿大学国際人文科学研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • gonta19 さん

    2013/11/9 Amazonより届く。 2022/9/23〜9/30 2年ぶりの奥泉作品はクワコーシリーズ。 廃校寸前のレータンから脱出し、千葉県にあるたらちね国際大学へと赴任したクワコー。文芸部の顧問になり、個性溢れる部員たちと、学内で起きた不思議な事件に巻き込まれる。「呪われた研究室」、「盗まれた手紙」、「森娘の秘密」の3編。ホームレス女子大生ジンジンが良いキャラ。続編にも期待。(解説は辻村深月さん)

  • KAZOO さん

    シリーズ2作目です。最初はすごい長篇でしたが今回は3つの短編が収められています。短編とは言いながら連作で全体で一つの作品です。大阪から千葉の市原の近くの大学へ転勤してきます。短大を4年制大学にするためですのでまだ学生数も少なく、授業のコマも少なく給与もあまりないようです。女子学生などのやり取りやその生活ぶりなどがコミカルに描かれているようで表紙の絵とはそぐわない主人公の感じでした。

  • ちょこまーぶる さん

    あの「シューマンの指」の作者の方の作品とは思えない萌え感満載の一冊でした。大阪から千葉の大学に転職し、収入が減ってしまってどのように生活をしていこうかと思案するクワコー准教授には妙に共感してしまいましたね。さして、コスプレ学生の集まる文芸部の学生とともに、どうしようもない事件(僕はそう思うんですがね)を解決し、女子学生たちに表面的には邪険に扱われながらも、彼女たちとの信頼関係が成り立っていく姿が微笑ましかったです。それにしても、読んでいるとクワコー先生の容姿は、表紙の姿とはかけ離れているんだが・・・。

  • buchipanda3 さん

    シリーズ短編集。ぶひゃひゃ、楽しい。ジャンルで言うと何だろう、やっぱユーモアミステリかな。文章は悪ふざけしてるけど何か整っていて脱力系純文学な感じ。ヘタレで自虐的でいいところがない桑潟幸一准教授、通称クワコ−。そんな彼がたらちね国際大学へ赴任して巻き込まれた怪事件を解決していく。といっても解決するのは彼が顧問する文芸部の女子たち。これが個性派揃いで彼女らの会話のノリが可笑しくて堪らんかった。アンドレ森の正体が明かされたときなんかもう。各話の謎解きも楽しめたし、クワコーと文芸部の面々の話をもっと読みたい。

  • オーウェン さん

    残された遺稿が発見された作家と関わりを持っていた桑潟幸一助教授。だがその編集者が謎の死を遂げる。これと並行して元夫婦夫婦の2人が事件を追う。シリーズとして続いていることからも分かるが、やはり桑幸のキャラが独特。駄目を絵にかいたようなキャラであり、ほとんど謎ときに関わっていない上愚痴ばかり。完全にユーモアメインであり、夫婦の方のミステリパートに沿って桑幸が不幸に巻き込まれていく。事件的には出てくるキャラが少ないので犯人は当てやすいが、かなり独特な世界観。見る人を選ぶ作品だが、桑幸には笑わせてもらった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品