空港にて 文春文庫

村上龍

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167190064
ISBN 10 : 4167190060
フォーマット
出版社
発行年月
2005年05月
日本
追加情報
:
16cm,183p

内容詳細

コンビニ、居酒屋、公園、カラオケルーム、披露宴会場、クリスマス、駅前、空港―。日本のどこにでもある場所を舞台に、時間を凝縮させた手法を使って、他人と共有できない個別の希望を描いた短編小説集。村上龍が三十年に及ぶ作家生活で「最高の短編を書いた」という「空港にて」の他、日本文学史に刻まれるべき全八編。

【著者紹介】
村上龍 : 1952(昭和27)年、長崎県佐世保市生まれ。武蔵野美術大学中退。大学在学中の76年に『限りなく透明に近いブルー』で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。81年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、98年に『インザ・ミソスープ』で読売文学賞、2000年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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村上龍の短編集という事で期待しましたが少...

投稿日:2021/04/25 (日)

村上龍の短編集という事で期待しましたが少しガッカリしました。内容的にはよくらある場所で物語が始まるのですが物足りなかったです

まつ2020 さん | 大阪府 | 不明

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留学情報誌に載せられた作品と知ってなるほ...

投稿日:2021/04/20 (火)

留学情報誌に載せられた作品と知ってなるほどなと感じました。作者の短編は初めて読みましたが読みやすかったです。これから日本を離れようとしている人が登場する短編で、最後の表題作「空港にて」は特に良かった。

kotobuki さん | 広島県 | 不明

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村上龍の短編集ということで期待して読んだ...

投稿日:2021/04/17 (土)

村上龍の短編集ということで期待して読んだが、個人的にはいまいちだった。長編にくらべて作り込めないのはあたりまえだが、それにしても薄っぺらい短編の集合体に感じてしまった。村上龍は長編に限るのだろうか。村上龍ファンからの評価が気になる一冊。

カーク さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やすらぎ🍀 さん

    人生の一瞬を切り取り、鮮明な夢から覚めた時のような浮遊感を描く。現実を見る。先入観を捨てる。直視する。生き辛さの日々。何処かから自然と湧いてくるはずの気力。枯渇してしまった原因なんて分からないけど、知る必要もないけど。これとそれのどちらを選ぶのか、どちらも選びたくないけど。ありふれた日常にこそ隠された物語がある。空港、公園、コンビニ、居酒屋。集まる人の事情が渦巻く。水滴がグラスを伝い涙の洪水になっても、抱えている思いをただ伝えることさえできない。幸せも不幸せも大切なものも未だ形を知らない。光は見えるのに。

  • おしゃべりメガネ さん

    久しぶりの村上龍先生の作品です。何がどうというワケではありませんが、まるでイージーリスニングを聴いてるかのような世界観にアッという間に引き込まれてしまいます。そこには村上龍にしか書けないさりげなくも、情景および人物の深い描写がしっかりと綴られています。あらゆるシチュエーションでの短編小説なので、どの作品がという思いや、印象は何とも言いがたいのですが読み終えて‘さすが’と感服させてくれます。年齢層がどうしてもある程度限られてしまう作品の質感があるかもしれませんが、少なくとも他の短編小説にはない雰囲気でした。

  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房 さん

    不特定多数の人々が集まり、誰もがどこかに行こうとしている場所―――空港。33歳で子持ちでバツイチで風俗で働く女は、店で馴染みになった男に背中を押され人生をリセットする旅に出ようとしていた。なのに待ち人は来ない。諦める事に慣れていたのに、もう一度夢をみようとした自分を他人事のように見つめる女。人混みの中で孤独を感じながら……。コンビニ、居酒屋、公園、駅……どこにでもある場所を舞台に、独り思索に耽る男女を描く8篇の物語。後悔、切なさ、そして希望。表題作は村上龍氏が「作家人生で最高の短篇」と語る自信作だという。

  • コットン さん

    村上龍は「限りなく透明に近いブルー」しか読んだことがなく、空港での待ち時間にふと購入した短編集。「空港にて」の主人公に夢の実現へのアプローチをさり気なく促すあたりが、地についた希望へつながる終わり方で後味が良い!

  • NAO さん

    コンビニ、居酒屋、公園。日本のどこにでもある場所を舞台に、これから日本を離れようとしている人が登場する短編は、留学情報誌に載せられた作品。 だが、海外を目指すとはいっても、明るくポジティブな話とは限らないのが、なんとも村上龍らしい。 閉塞感が強まっている日本において、海外に出るということは、残された数少ない希望なのかもしれない。駅前、カラオケルームの話も、暗い。最後の「空港にて」のように、だれもに希望の光が見えますように。

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人物・団体紹介

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村上龍

1952年長崎県生まれ。1976年『限りなく透明に近いブルー』で第七五回芥川賞受賞。『コインロッカー・ベイビーズ』で第三回野間文芸新人賞、『半島を出よ』では第五八回野間文芸賞、第五九回毎日出版文化賞を受賞。映画化・監督作品も多数。メールマガジン「JMM」主宰、「カンブリア宮殿」(テレビ東京)にメイン

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