わたしのグランパ 文春文庫

筒井康隆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167181116
ISBN 10 : 4167181118
フォーマット
出版社
発行年月
2002年06月
日本
追加情報
:
16cm,152p

内容詳細

中学生の珠子の前に、ある日、突然現れたグランパ(祖父)はなんと刑務所帰りだった。だが、侠気あふれるグランパは、町の人からは慕われ、珠子や家族をめぐる問題を次々と解決していく。そしてグランパの秘密を知った珠子に大事件が襲いかかる。「時をかける少女」以来、待望のジュブナイル。読売文学賞受賞作。

【著者紹介】
筒井康隆 : 1934年9月24日大阪府生れ。57年同志社大学文学部卒業。60年SF同人誌「NULL」を発行、処女作「お助け」が江戸川乱歩に認められデビュー。徹底したおふざけやパロディ、ナンセンスによる異化効果で人気に。81年「虚人たち」で泉鏡花文学賞、87年「夢の木坂分岐点」で谷崎潤一郎賞、他に川端康成文学賞、日本SF大賞、フランス芸術文化勲章シュバリエ章を受賞。93年教科書に採用された作品が抗議を受けたことをきっかけに断筆宣言、96年に用語使用ルールを覚書でかわした出版社に対して断筆を解いた。「筒井康隆全集」(全24巻)がある。また学生時代から演劇に関わり、「ジーザス・クライスト・トリックスター」「スタア」などを自作自演。97年には俳優として本格デビュー、映画「大いなる助走」舞台「かもめ」「近代能楽集」「冬の運動会」などに出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 徒花 さん

    おもしろかった。エロもグロも下品さのかけらもない、なんだったらSF的要素すらないキレイな筒井康隆の小説。いろいろぶっ飛んでるおじいちゃんがとある理由から久しぶりに帰ってくることで事件に巻き込まれてしまう中学生の女の子によって述べられる物語。長さもそんなにないからすぐ読みきれる。おじいちゃんがかっこいい。ある意味で本当にヤクザ的な生き方を貫いた男の美学みたいなものを感じ取れる作品。

  • 紫 綺 さん

    単行本にて読了。着流しの似合う年寄りになりたいな。

  • chiru さん

    中学生の珠子と10年ぶりに娑婆に戻った祖父との交流を描く物語。ある日、父の日記を盗み見た珠子は「囹圄」の二文字に疑問をもつ。それが意味するものとは? 祖父が珠子に打ち明けた秘密とは…?祖父へつながる細い糸をたぐり寄せる珠子は、祖父の過去を知り、家を出てしまう…。素人の安全を守り、不良にまっすぐ向き合い、ヤクザのいざこざもスマートに解決する祖父。素人には手に負えない問題を次々に解決していく昔気質の任侠ヤクザが最高にかっこいい!任侠と家族のつながりを絶妙なバランスで温かく描く、ヤクザ・ノワールの傑作!★5

  • 初美マリン さん

    刑務所かえりの祖父が戻ってきた。どんな展開になるのやらと思っていると次次と問題を解決する。死にますを探していたから怖いものがなかったのか、一本筋の通った素敵な老人だった

  • kinkin さん

    純粋に面白かった。長すぎず肩が凝らないし字も大きい。祖父の謙三は主人公のグランパパ。そのグランパパがなんともカッコいい! 本なので姿は見えずともJAZZ を歌ったりオシャレだったり粋なじいさんだ。ページ数は少ないけれどそこは筒井先生、読ませてくれる。ちなみに映画のグランパは菅原文太さん。

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人物・団体紹介

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筒井康隆

1934(昭和9)年、大阪市生れ。同志社大学卒。’60年、弟3人とSF同人誌“NULL”を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が“宝石”に転載される。’65年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。’81年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、’87年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、’89(平成元)

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