文学部唯野教授のサブ・テキスト

筒井康隆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167181093
ISBN 10 : 4167181096
フォーマット
出版社
発行年月
1993年07月
日本
追加情報
:
202p;16

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    面白かったです。唯野教授、筒井サンの対談から「文学と理論」の考え方を明らかにしていくテキスト的な1冊でした。読み進めると、その荒唐無稽な理論は筒井サンならではだと気付かされます。ポスト構造主義批判として『一杯のかけそば』を題材にするのも独特の着眼点のように思えます。感動的なストーリーを薄っぺらいドラマにしてしまうのには目が点。文学批評や文学理論を茶化すかのような感じですが、そういうところがツボにはまります。

  • zirou1984 さん

    いやー笑った。続刊が出ない代わりのオマケのようなインタビュー2編はともかく、最後の「ポスト構造主義による『一杯のかけそば』分析」は必読。感動ポルノな作品の構造を徹底的に分解していく手法について、その手法自身もまたポルノ的快楽性が潜んでいることを暴露的に語ってしまっている2段オチ的批評文兼創作物。「文学なんて所詮オナニーなんだから、どうせなら全裸でやってみた方が気持ちいいっしょ?」とでも開き直らんばかりの鮮やかな手法。批評でありながらそれ自身が快楽であるという、なんとも意地の悪い内容だ。凄い怒られてそう。

  • ヴァン さん

     筒井康隆の作り出した人物、唯野教授に編集者が質問し、唯野教授が応えてキャラクターの造形をいっそう明確にした読み物。唯野教授が、筒井さんは、などと発言する箇所もあり、現実と仮想の間を読者は往き来することになる。筒井康隆の遊び心がわかる。

  • ぽち さん

    「ポスト構造主義による『一杯のかけそば』分析」は明らかに、とかわざわざ言うまでもなく文芸批評や文学理論を茶化したパロディなのだろうけど、分かった上で琴線に触れたのは「……」という記号は読者にテクストを異形さす自由を与える、充填を望んでいる、という旨の箇所で、そのあと同じくそれを「日常会話の失語症的停止」とかまた茶化すのではあるけど、文脈から切り取って勝手に金言とするのもまた読者の自由なのであろう。

  • shinn さん

    先に読みだしたサブテキストだが、「ポスト構造主義による『一杯のかけそば』分析」が最高。ポスト構造主義批評と「一杯のかけそば」と両方のパロディになっているのだが、このご時世「一杯のかけそば」に感動する日本人の全体主義の受容を真剣に考えてしまって、大笑いした後にまじめになる。批評家を怯えさせる一編ではある。 ハイデッカーと全体主義の結びつき、倹約・素朴・気遣い=全体主義の謳歌・・・前半が「自助」とか「おもてなし」とかにWる。

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