逃亡 文春文庫

吉村昭

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167169480
ISBN 10 : 4167169487
フォーマット
出版社
発行年月
2010年09月
日本
追加情報
:
16cm,253p

内容詳細

軍用飛行機をバラせ…その男の言葉に若い整備兵は青ざめた。昭和19年、戦況の悪化にともない、切迫した空気の張りつめる霞ヶ浦海軍航空隊で、苛酷な日々を送る彼は、見知らぬ男の好意を受け入れたばかりに、飛行機を爆破して脱走するという運命を背負う。戦争に圧しつぶされた人間の苦悩を描き切った傑作。

【著者紹介】
吉村昭 : 1927年、東京生まれ。学習院大学中退。66年「星への旅」で太宰治賞を受賞。同年「戦艦武蔵」で脚光を浴び、以降「零式戦闘機」「陸奥爆沈」「総員起シ」等を次々に発表。73年これら一連のドキュメンタリー作品の業績により第21回菊池寛賞を受賞する。他に「ふぉん・しいほるとの眼」で吉川英治文学賞(79年)、「破獄」により読売文学賞、芸術選奨文部大臣賞(85年)、「冷い夏、熱い夏」で毎日芸術賞(85年)、さらに87年日本芸術院賞、94年には「天狗争乱」で大佛次郎賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 青乃108号 さん

    戦時中、空軍にて。最初は、ただ彼が山田にトラックで送ってもらっただけだったのに。彼は山田にそそのかされ落下傘を盗み、山田に渡してしまう。小心者の彼は心配する。ばれたらどうしよう。度々彼を訪ねる山田の、彼に対する要求はエスカレートし、なんと戦闘機を爆破してしまったりする。彼は心配する、ばれたら銃殺。で、ついには逃亡。小心者の彼の、いちいち揺れ動く心理描写が面白い。小心者の彼の、必死の逃亡劇を思わず応援してしまう事必至。やっぱり、吉村昭の小説は面白いなあ。

  • yoshida さん

    ふとしたことで訪れる人生の綾。海軍整備兵の望月は、航空基地への帰路に終電を逃す。懲罰を恐れる望月は、トラックに乗せようと言う男に頼る。男の便宜の為に軍記を犯した望月。ふとした綻びから事態は大きくなり、更には露見、望月は基地を逃亡し、別人になりすまし潜伏する。吉村昭さんの本人への聞き取りによる実話であり、本人と上官の再会には驚く。吉村昭さんへ電話をかけて来たUと名乗る男が25年間の逃亡の扉を開けた。Uは何者なのだろうか。非日常の戦時下において、様々な事件が起きていた。特に飯場の様子は過酷。興味深い作品。

  • at-sushi@進め進め魂ごと さん

    「終電を逃しただけなのに」、若干二十歳の整備兵が、ある男との出会いをきっかけに軍規を破り、やがて素性を隠し地獄のような飯場を転々とするまでに運命を狂わされていく。追いつめられた若者の心理描写がリアルでスリリング。それにしても「U」は何者だったのだろう。

  • アッシュ姉 さん

    登録本1200冊目、吉村昭さん19冊目。海軍航空隊の若き整備兵が逃亡を余儀なくされ、過酷な運命に翻弄されていく様子を固唾を呑んで見つめた。主人公が純朴な青年ということもあって、重厚感や迫力は他作品の方が勝るが、脱走にいたるまでの緊迫感、追われる恐怖、どこまでいっても解けない緊張がひしひしと伝わってくる。厳しい戦時下において偶然の出会いから数奇な人生を歩むことになった男の逃避行は、全てを告白することでようやく終わりを迎えることができたのかもしれない。

  • ペグ さん

    吉村氏の作品にしばしば登場する(逃げる男)。第二次世界大戦中を背景に 主人公望月幸司郎の焦りや不安が手に取るように伝わります。淡々と描くことにより、より一層臨場感が増す吉村氏の作品〜次は「破船」です。

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吉村昭

1927年、東京生まれ。学習院大学中退。在学中に同人誌「学習院文芸」(後に「赤絵」)に参加し、作品を発表する。66年『星への旅』で太宰治賞、73年『戦艦武蔵』『関東大震災』などで菊池寛賞、79年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、85年『破獄』で読売文学賞、芸術選奨文部大臣賞、同年『冷い夏、

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