縁起のいい客 文春文庫

吉村昭

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167169442
ISBN 10 : 4167169444
フォーマット
出版社
発行年月
2006年01月
日本
追加情報
:
16cm,221p

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読書メーターレビュー

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  • タツ フカガワ さん

    かつて「御長男がうまれた時、奥さんとまちがえて他の女の手をにぎったという随筆は、本当なのですか」と、ある婦人に問いかけられ、東京初空襲の時、当時中学3年の吉村少年が米軍の双発機の操縦士がオレンジ色のマフラーをしていたのが見えた、と書いた随筆に半藤一利氏から疑問を呈される。“エッセイは事実です”という『オレンジ色のマフラー』の顛末が面白かった、というかすごかった。

  • レアル さん

    エッセイ集。この著者の作品は小説しか読んだ事がなかったせいもあり、こうしたエッセイ集を読むと、文章から溢れ出てくる人柄等に親近感を感じる事が出来たことが一番の感想。そして小説によっては小難しい文章で描かれているモノもあるのに、この本は何と読み易い事。いろんな話がこの本には描かれいるが、やはり歴史のお話が一番面白い!

  • mondo さん

    吉村昭は小説と同様に多くの随筆を書いている。いずれも、本当にあった話が題材となっている。だから、面白い。特に この「縁起のいい客」は極上の域に感じる。タイトル通り、縁起がいいのだ。中でも、「オレンジ色のマフラー」は吉村昭のこだわりというか、真骨頂が伝わるエピソードで恐れ入る。もう一つ、私も酒呑みだが、その手の話題や所作も事欠くことかないので、ちょうど太田和彦の居酒屋と地域探訪のTV番組を見ているような心地良さを感じるのだ。

  • シュラフ さん

    吉村昭さんのエッセイ集。その文章を読むだけで、氏のシャイでストイックなその人柄がそのまま伝わってくる吉村昭ファン必読の一冊。忘年会などの集まりは苦手だというが、その一方で"さし"での飲みは結構お好きなようである。また、作家は職人たるべしと言い切り、編集者との議論もガチンコ勝負。中途半端な妥協はけっして許さない。いい編集者だと思うととことん付き合い、だめな編集者とはそれっきり。ここらへんの冷たい感覚も実に東京人らしい感性だと思う。職業は違えども、私の目指すのは吉村昭的なこだわりの生き方である。

  • ちび\\\\٩( 'ω' )و //// さん

    吉村昭氏のエッセイ集。面白い。

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人物・団体紹介

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吉村昭

1927(昭和2)年、東京・日暮里生まれ。学習院大学中退。58年、短篇集『青い骨』を自費出版。66年、『星への旅』で太宰治賞を受賞、本格的な作家活動に入る。73年『戦艦武蔵』『関東大震災』で菊池寛賞、79年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、84年『破獄』で読売文学賞を受賞。2006(平成1

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