私の引出し 文春文庫

吉村昭

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167169305
ISBN 10 : 4167169304
フォーマット
出版社
発行年月
1996年05月
日本
追加情報
:
316p;16

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • レアル さん

    著者の作品が大好きで歴史モノをよく読むのだが、その基になってる著者の引き出しを読んだ感じがする。歴史モノに限らず出会った人の話や食べ物までバラエティー豊かに描かれている。そして小説のもとになった取材の話などはとても興味深く、もう一度読み返したくなる。著者の作品のエッセンスがたくさん詰まったエッセイかな。

  • mondo さん

    6章からなるエッセイ集。いずれも、新聞や週刊誌の連載されたものが中心。1章の「小説の周辺」では、ほかのエッセイでも目にしたものが多く、小説の裏話や取材で感じたことなどである。何度か目にしたものだが、何度読んでも小説のシーンが思い出され、感動が蘇るように感じられて心地よい。4章の「遠い記憶」では自身の幼い頃の記憶を辿り、家族のことが語られる。6章では、「お猪口と箸」と題し、酒と食の話題が登場する。いずれもユーモアがあり、奥様に嗜められる場面など、何とも可愛い一面が感じられる。良き友人と場を共にしているよう。

  • KAZOO さん

    様々なペーパーメディアに発表した氏のエッセイをまとめたもので、六つの引き出しに分類されています。「小説の周辺」「歴史のはざまで」「街のながめ」「遠い記憶」「書斎を出れば」「お猪口と箸」です。私は特に最初と2番目のやはり氏の作品に絡んだものが興味あります。いかに苦労して作品を生み出しているかよくわかります。

  • タツ フカガワ さん

    吉村昭さんはエッセイでも著書が多く、ときどき同じ話題が出てくることがあるが、それでも面白く読んでしまうのは飾りのない語り口が温かく、すっと胸の裡に入ってくるからです。本書でも「丁髷と牛乳」「零戦は歴史の遺産」「後姿に涙ぐむ」や食べ物に関する話題など、あっという間に読了しました。

  • みさどん さん

    執筆のために記録や当事者に会うなどたくさん調べられている真摯な姿がある。事実を確認していくって大変なことだろう。日本全体が貧しかった時代を知っている人の言葉は重い。人との縁を大切にし、お酒と食べ物を楽しむ筆者の生き方が気持ち良かった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

吉村昭

1927(昭和2)年、東京・日暮里生まれ。学習院大学中退。58年、短篇集『青い骨』を自費出版。66年、『星への旅』で太宰治賞を受賞、本格的な作家活動に入る。73年『戦艦武蔵』『関東大震災』で菊池寛賞、79年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、84年『破獄』で読売文学賞を受賞。2006(平成1

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品