「深い河」をさぐる 文春文庫

遠藤周作

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167120207
ISBN 10 : 4167120208
フォーマット
出版社
発行年月
1997年03月
日本
追加情報
:
237p;16

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • ネギっ子gen さん

    【『深い河』という作品は、3本の小さな川が、大きな生命の河に合流する話です】『深い河』の思想と背景を、本木雅弘、湯浅泰雄、横尾忠則らと語り合う対談集。宗教、心、死の意味を探求する、著者晩年の肉声。遠藤は、次作の『女の一生』に言及し、こう語る。<「嫌い」ということはすでに祈りだと。信じていなければ嫌うはずがないんだし、憎しみというのは、愛にひっくり返る可能性をもっているわけです。だから「あなたのこと大嫌い」とか、あるいは「なぜ神は私を見棄てるのか」と言い始めたときに、すでに祈りの言葉が始まっている>と。⇒

  • Mayumi Hoshino さん

    インド、神秘と科学の折り合い、キリスト教と仏教は両立するのか?などなどをテーマに、「深い河」出版前後になされた色んな人との対談集。科学で割りきれないものも確かにこの世にあるんだろうけど、ニューサイエンス方面の話には若干の抵抗感が…。1995年以降を生き、ノストラダムスかすりもしなかったじゃん、を見届けた者の性かも。インドの混沌に宿る包容力などについて語った、本木雅弘さんとの回が一番響いた。

  • 豆ぽち さん

    スピリチュアルな対談内容に読む人を選ぶだろうと思う。どんな話にも寛容な態度で臨む遠藤氏が私は好きだ。遠藤氏の書くものというより、遠藤氏そのもののファンかもしれない。

  • ジュースの素 さん

    「深い河」は著書でも映画でも 3回見た。私の思い入れのある作品だ。 遠藤氏が一番言いたかった事が「深い河」に集約されている。 今回のこの本は9名の関連分野の人たちとの対談。 一番ピンと来たのは 最初の本木さんとの話でインドの混沌は西洋の固く割り切った社会では得られない包含を感じるという話だった。まさに私もそう思うし、映画や著作の中で主人公の大津もそれで悩む訳だ。映画も本当に秀逸だった。

  • ワッツ さん

    深い河創作前後の対談集。実際に小説に挿入されたエピソードの基になった話まで出てきていて吃驚。モッ君とは印度の魅力について多いに語り(ガンジス河も昨今は汚染が問題になっているみたいだね)、青山圭秀とはサイババの話が。個人的には横尾忠則との対談が1番面白かった。一見ぶっ飛んだ内容なので、これは遠周が聞き手でなければ成立しないし、これ程話は広がらなかっただろう。高校以来の再読だが、今にして成程と思うことが随分ある。量子力学の話も出てきた。野弧禅とは言え、遠周の知識の広さ深さに舌を巻いた。

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人物・団体紹介

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遠藤周作

1923年、東京生まれ。幼年期を旧満州大連で過ごす。神戸に帰国後、十二歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒業。50年から53年までフランスに留学。一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を追究する一方、ユーモア小説や歴史小説、戯曲、「狐狸庵もの」と称される軽妙洒脱なエッセイなど、多岐に

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