心の航海図 文春文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167120191
ISBN 10 : 4167120194
フォーマット
出版社
発行年月
1996年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,317p

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    社会や人間のあるべき姿を見つめ直すためのヒントが詰まっている随筆集でした。揺れ動く社会、何が正しいか定まらない時代に政治、医療、宗教などの出来事に触れることで、想いや祈りが伝わってくるようです。今でも問題視されていることが多いので、共感できることも多々ありました。このような問題を常に見続けることが、日々の生活の上で必要なのかもしれません。

  • kinkin さん

    もう知る人も少なくなったと思われる戦中派の著者。亡くなった父もよく言っていたのは青春時代の一番楽しかったはずの年頃に戦争があった、この戦争がなかったら今頃どんなにか活躍した人が大勢いただろうと。どの随筆も短いものばかりだが当時の人らしく食べ物のことや無駄遣いということにたいしてとても敏感だ。飽食の時代の今、同じように思う人はどんどん少なくなっているのは確かだろう。

  • 桜もち 太郎 さん

    エッセイは作家の力量が問われると思います。時が経てば色あせてしまう作品とそうでない作品。改行一つとっても作家としてのこだわりが垣間見えます。生老病死の問題、人権観、歴史観、宇宙とは・・。幅広い知識と考え方がちりばめられています。「人は人を憎み、国と国とが反目し合い、増悪をもって人間の連帯を計るというのが20世紀の特徴ではないだろうか」と現代を考察しています。21世紀にすべてが当てはまる一冊でした。さすが遠藤周作です。

  • rokubrain さん

    晩年、70歳の頃の随想集。 産経新聞のコラムに連載されたものが文庫化されたもの。 各テーマが3ページで完結する短いエッセイで、さくっと読めます。 時々、前発言の修正(調整?)が次のコラムにあったりして先生の心の動きも読めて面白い。 社会の出来事(大半が今もありがちで通用する)に、もの申しています。 時代のムードやファッションに流されず、自分自身が羅針盤というのが、先生の基本。 自身が信じるカトリックだって疑うところから始まるのが作家、遠藤周作だからね。

  • ken さん

    新聞に連載された随筆ということで、90年代初頭の時事ネタが多い印象。それでも内容は多岐に渡っていて、医療、宗教、深層心理、人生、そして文学と、彼ならではのテーマも満遍なく語られる。ただ、新聞連載ということもあってか踏み込んだ議論がないのが残念。それでもひとたび「人生」を語り出せば、じんわりと心に染みる随筆となる。遠藤周作の文体は平易で衒いのない素直なもののに、妙な格調というか、貫禄というか、オーラを感じるのが不思議だと常々思う。

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