菜の花の沖 5 文春文庫

司馬遼太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167105907
ISBN 10 : 416710590X
フォーマット
出版社
発行年月
2000年09月
日本
追加情報
:
16cm,421p

内容詳細

ロシアは、その東部の寒冷地帯の運営を円滑にするために、日本に食糧の供給を求めた。が、幕府が交易を拒絶したことから、報復の連鎖反応が始まった。ロシア船が北方の日本の漁場を襲撃すれば、幕府も千島で測量中のロシア海軍少佐を捕縛する。商人にすぎない嘉兵衛の未来にも、両国の軋轢が次第に重くのしかかってくる…。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • みつ さん

    この巻に至りさらに嘉兵衛の姿は遠ざかり、ロシア史における東方政策の話がほとんどを占める。ピョートル大帝、エカテリーナ二世という独裁君主の治世、大黒屋光太夫の物語など面白いが、本来の物語には戻りそうもない。悪辣な商人レザノフと冷徹な軍人でありながら人間的にははるかに上のクルーゼンシュテルンとの対比など読みどころは多い。ここからゴローニンに降りかかる災難を経て、終わり近くでようやく嘉兵衛の運命の急変が告げられる。十九世紀当初の日本とロシアとの複雑な関係が、『坂の上の雲』で描かれた日露戦争にも直結する感がある。

  • さつき さん

    5巻は嘉兵衛から離れて、ほぼロシアの話し。ピョートル大帝やエカテリーナ女帝などキャラの濃い専制君主のエピソードは面白かったし、シベリアがロシア領になった経緯や歴史は初耳なことばかりでした。次巻はいよいよゴローニン事件に嘉兵衛が巻き込まれいく。日本側の視点だけで分からない事件の背景が、この巻でだいぶ見えてきたので次の展開がますます楽しみです。

  • NAO さん

    この巻もロシアの情勢に終始し、高田屋嘉兵衛は全くでてこない。ロシア艦隊のレザノフが長崎に現れ、長崎奉行と面談する場面が印象的で、あくまで日本の形式を貫こうとしそのためにかえって自分たちを卑小に見せてしまっている奉行たちの行動がなんともいえない。

  • k5 さん

    ついにロシア登場。というよりもほぼ嘉兵衛登場せず、ロシア史の概説に費やされる一巻ですが、ものすごく読みでがあります。些かマニアックすぎた『ロシアについて』は、これの補足篇だったと思えるほど。ピョートル大帝以来のロシア史について、わかりやすくまとめてくれています。中盤からはレザノフ、クルーゼンシュテインの世界周遊から、ゴロウニン幽囚ところから本篇の嘉兵衛の運命に合流します。人物の好悪をはっきり描きわけて読者を惹きつける技術はさすがですね。

  • TATA さん

    主人公嘉兵衛の出番はほぼ無く、ひたすらロシアの千島南下に伴う日露間の衝突と軋轢について語られる。太平の眠りを覚ます蒸気船よりも更に40年ほど前、北方での国境が危機に晒された。レザノフとかラクスマンとかゴローニンとか日本史の授業で習わなかったことについて司馬センセイの補習をこの歳で受ける妙(笑)。あらためて読むと今のウクライナ危機の背景にあるものが見えてきます。そこらのロシア関係本よりもいいんじゃないかなと。

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司馬遼太郎

1923(大正12)年、大阪に生まれ、大阪外語大学蒙古語学科を卒業。59(昭和34)年『梟の城』により第42回直木賞を受賞。67年『殉死』により第9回毎日芸術賞、76年『空海の風景』など一連の歴史小説により第32回芸術院恩賜賞、82年『ひとびとの跫音』により第33回読売文学賞、83年「歴史小説の革新

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