殉死 文春文庫

司馬遼太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167105372
ISBN 10 : 4167105373
フォーマット
出版社
発行年月
1978年09月
日本
追加情報
:
16cm,174p

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読書メーターレビュー

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  • 鱒子 さん

    古典的忠臣の乃木希典。彼の生涯を司馬さんが思考する内容(覚え書き)で、小説ではありません。乃木将軍に対してはアンチでもなきゃ推しでもないという司馬さんですが、好きじゃないのは明らかでなかなか辛辣です。前半は軍人としての無能な指揮っぷりを、後半は明治天皇への敬慕を。わたしは、彼の美意識の清々しさに好意を持つと同時に、独りよがりなわがままを糾弾したい気も……ちょっと複雑な気分です。

  • 如水 さん

    年末年始は司馬遼太郎の作品を読みます&再読です。同作家はどの作品でも『乃木希典』と言う人物をこれでもかっ!と言う位にタタきますが、何故其処までタタクのかが分かります。冒頭「小説として書くのではなく自分自身の思考を確かめてみる。自分自身の覚書きとして書く」と書いてます(なので小説では無く論評に近い)。乃木の思想、能力等を分析し、戦前には『神格化』された人物を戦後全否定?何故其処まで否定するのか?軍国主義の思想とその歪みに着目。平成が終わる今年、明治が終わった年に生涯を終えた人物を読む…オツなモノでした🧐

  • たつや さん

    「坂の上の雲」読了後に薄いのでこちらはすぐ読了。乃木さんは多分、お札の肖像画には選ばれないなと確信する。明治天皇の死を知って、後追い自殺をするのは、もはや軍人ではなく、武士道を貫いた人という印象。そして、とてもメンタルが弱い。生前、不遇感を全面に押し出し、周囲をも暗くしてたんだろうなと、容易に想像できる。電車の座席を狙うととれず、そうでない人がすんなり座れる。これが運だ、この例え、分かるけれど、軽い中二病?か鬱?と疑いたくなる。でなきゃ、自害しないかな?

  • 風柳 さん

    司馬遼太郎は本当に乃木希典が嫌いなのだということはよくわかった

  • えぐ@灯れ松明の火 さん

    『坂の上の雲』を読んで、漠然と抱いていたイメージが一番変わったのが本編主人公の乃木希典。『坂の上〜』の時も、作者が結局どんな人なのか掴みかねてる印象が残っていたのが、本編はそれをそのまま覚書き風に乃木の足跡を追いながら記している。 戦の才能は皆無に等しいが、あまりにも突き抜けた純粋思想(宗教?)に基づく行動の数々が、児玉源太郎が言うとおりに、自分には全くないから逆に気になってしまう。最後まで愛憎半ばの感情が交差していて、私も読めば読むほど乃木希典という人が分からなくなった。

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司馬遼太郎

1923(大正12)年、大阪に生まれ、大阪外語大学蒙古語学科を卒業。1959(昭和34)年『梟の城』により第42回直木賞を受賞。67年『殉死』により第9回毎日芸術賞、76年『空海の風景』など一連の歴史小説により第32回芸術院恩賜賞、82年『ひとびとの跫音』により第33回読売文学賞、83年「歴史小説の

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