義経 上 文春文庫

司馬遼太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167105266
ISBN 10 : 4167105268
フォーマット
出版社
発行年月
1977年10月
日本
追加情報
:
413p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • saga さん

    【再読】うだつの上がらぬ平安貴族・藤原長成が最初に登場し、彼に常盤が生まれたばかりの牛若と共にやって来るところから物語は始まる。平家の世に生かされた源氏として、鞍馬の寺に預けられ、やがて奥州へ落ちていく。政治的野心がなく、親の仇を討つことだけを純粋に考え、関わった者の心をつかむ姿は、どことなく坂本竜馬を彷彿させる。政治能力に長けた頼朝と、彼とは真逆の性格を持った木曽義仲の明暗、そこに暗躍する後白河法皇という構図だけでも一つの物語として成立しそうだ。

  • 秋乃みかく さん

    ★★★★☆ 先日永井路子さんの「北条政子」「源頼朝の世界」などの鎌倉モノを読んだ勢いで、こちらの「義経」も久しぶりに再読してみた。この上巻は義仲が京に居座っている頃までで終わっているので、義経の活躍はまだですが。しかし頼朝は慎重な男だなぁ〜。義経は『天才といっていいほどの政治的痴呆者』と書かれていて笑ってしまったwさぁ下巻へ!

  • 出世八五郎 さん

    全2巻分レビュー。興味を持ち叔父置忘れ日本史百科事典を読んだら、史実の鵯越奇襲部隊の人数は本作表示より一桁か二桁多かった。そん時は司馬の嘘つきと思ったが、司馬ファンであった当事は司馬さんが歴史を面白くする為のマジックなんだなと考えるようにしてた。司馬史観批判が盛んになり始めた頃は、真実っぽく嘘を付くのはいけないねー!なんて考えてた。今は司馬は偉大だなと思う。司馬がいなかったら日本史に興味持たなかったかも知れない。

  • ゆーいちろー さん

    わたしはそれほど義経という人物にいい印象をもっていない。本来、判官贔屓という言葉があるほど、伝説化した義経は、世間一般の人気を集めているのだが…。本書では、木曽義仲や新宮十郎行家などの印象が強く、義経の軍事的な輝きは下巻でのお楽しみという感じである。頼朝の冷徹さと義経の無邪気さ、後の悲劇への物語の伏線はすでに引かれていて、結末を知っているだけに、胸の痛む思いがする。しかし、わたしはなんで義経が嫌いなんだろうなぁ?どうしても、悲劇の種は彼自身がまいたとしか思えないんだよなぁ。

  • カズザク さん

    大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の影響か、源平合戦や鎌倉幕府に関するイベントやTVをよく目にする。「鎌倉殿…」は見た事ないが、この頃の本を読みたくなって、本棚をゴソゴソ…約30年ぶりに再読。大人に成りきれない義経。頭の中は、源氏と平氏で真っ二つ。親の敵討ちのみ。政治的駆け引きは全く無し。源氏の総帥として、自分を大きく見せる事に忙しい兄頼朝。でも、嫁とその実家に頭が上がらない。田舎者で世間知らず、しかも礼儀作法を知らない義仲。不器用だけど、何だか憎めない。嫌がる公家に無理やり食事を…悪気のない義仲が微笑ましい。

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司馬遼太郎

1923(大正12)年、大阪に生まれ、大阪外語大学蒙古語学科を卒業。1959(昭和34)年『梟の城』により第42回直木賞を受賞。67年『殉死』により第9回毎日芸術賞、76年『空海の風景』など一連の歴史小説により第32回芸術院恩賜賞、82年『ひとびとの跫音』により第33回読売文学賞、83年「歴史小説の

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