ルポ 食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか? 文春新書

堤未果

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166613854
ISBN 10 : 4166613855
フォーマット
出版社
発行年月
2022年12月
日本
追加情報
:
320p;18

内容詳細

ワクチンレタス、人工肉、ゲノム編集、デジタル農業…。食をめぐる世界市場のその裏で、今一体何が起きているのか?気候変動問題を背景に、“食のグレートリセット”が始まった。

目次 : 第1章 「人工肉」は地球を救う?―気候変動時代の新市場/ 第2章 フードテックの新潮流―ゲノム編集から食べるワクチンまで/ 第3章 土地を奪われる農民たち―食のマネーゲーム2.0/ 第4章 気候変動の語られない犯人―“悪魔化”された牛たち/ 第5章 デジタル農業計画の裏―忍び寄る植民地支配/ 第6章 日本の食の未来を切り拓け―型破りな猛者たち/ 第7章 世界はまだまだ養える―次なる食の文明へ

【著者紹介】
堤未果 : 国際ジャーナリスト。東京生まれ。ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒、ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号取得。国連、米国野村證券などを経て現職。米国と日本を中心に政治、経済、医療、教育、農政、エネルギー、公共政策など、公文書と現場取材に基づく幅広い調査報道と各種メディアでの発信を続ける。『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命』で黒田清・日本ジャーナリスト会議新人賞、『ルポ 貧困大国アメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞、新書大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • breguet4194q さん

    著者の食に対する問題意識の高さに感動しました。世界の食料事情や対策などを綿密に調べあげてます。更に日本についても言及しています。後半の論調は、ただただ共感する内容でした。自分自身が、食に対して相当鈍感だった事を、思い知らされました。著者自身が後書きで述べてますが、体調不良を食の力で治癒した経験が、説得力を増していると思います。ルポって素晴らしくありがたいものだと、改めて実感しました。

  • あすなろ さん

    相変わらず知らぬ最新知識を与えてくれる堤氏の著書。今回も盛り沢山で正直、主テーマは何だか分からなくなってしまった。しかし、後書にて明確化される。要は、食と世界と土について書かれているのですね。その上で、その土壌について・人工肉・ゲノム食品・農地の動向・牛について・デジタル農業・炭素クレジット・我が国の農と土等、興味深く新しい知識をまた得させて貰ったのである。興味ある方は是非一読あれ。そして大事なのは、これら受け取った知識をどう我々は活かして行くのかという事なのだ。これはいつも堤氏の著書を読了して僕が思う事

  • Lara さん

    本書購入後、時に触れ読んできたが、読み終わるまでに結構な時間がかかってしまった。当方に基本的知識が不足しており、兎に角理解に時間がかかり、難しい内容だった。ゲノム編集食品、遺伝子組み換え、化学肥料等々、聞いたり見たりする単語ではあるが、その実際、実態は理解できておらず、あくまで表層での理解しかない。牛のげっぷが、温室効果ガス増加につながる問題とは、意外過ぎた。否定的な進行状況が進む中、有機給食革命は明るい話題の一つ。いすみ市の取り組む無農薬栽培の取り組みは「民間稲作研究所」を元にする。自然な形を望みたい。

  • きみたけ さん

    「私たちは何を食べさせられるのか?」の副題が不安感を醸し出します😅著者は国際ジャーナリストの堤未果さん。培養肉、ゲノム編集食品、食べるワクチンなど、フードテックの世界的な潮流の紹介や、牛や微生物の力を借りた土壌の再生、有機給食革命など、未来を切り開く新たな試みについても紹介した「食の大分岐点を描き出した」迫真のルポ。以前昆虫食に関する本で、牛肉のシェアがシュリンクして代わりに昆虫食が台頭するだろうとの記述に、まあいずれはそうなるかなと感じました。サカナもしかり。焼肉や寿司が堪能できるのも今のうちかな😅

  • 読特 さん

    動物を殺さずとも肉が食べられる。将来訪れるかもしれない世界。人口タンパク質が拓く未来。皆がベジタリアン…胡散臭さを感じずにはいられない。美辞麗句の裏に隠されるもの。遺伝子組み換えにゲノム編集。食の工業化。儲けるのは一部投資家。生態系は破壊される。気候変動を煽り処分される牛。一方で砂漠化は進む。環境を破壊するのは牛ではなくその飼い方。科学技術は万能ではない。人の思考には限界がある。放牧に輪作、炭を使った土壌醸成。わからないものは自然に委ねる。生物の繁栄は地球の偶然がもたらしたもの。そこには多くの知恵がある。

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堤未果

国際ジャーナリスト。ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒、ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号取得。国連、米国野村證券などを経て現職。政治、経済、医療、教育、農政、食、エネルギーなど、徹底した取材と公文書分析に基づく調査報道を続ける。『ルポ 貧困大国アメリカ』(岩波新書)で日本エッセイスト

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