日本型モノづくりの敗北 零戦・半導体・テレビ 文春新書

湯之上隆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166609420
ISBN 10 : 4166609424
フォーマット
出版社
発行年月
2013年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
255p;18

内容詳細

「日本の技術力は高い」―。世界では言われているが、なぜ半導体・電機業界が壊滅したのか?日立の技術者から学界に転じた著者が、零戦やサムスン、インテル等を例にとりながら日本の問題点を抉るとともに復活のための処方箋を提示する。

目次 : 第1章 私の半導体技術者人生/ 第2章 半導体とはいったい何か?/ 第3章 DRAM敗戦と技術文化/ 第4章 エルピーダとサムスン電子の違い/ 第5章 変わらない日本の技術文化/ 第6章 テレビ産業が壊滅したわけ/ 第7章 インテルの危機とファンドリー覇権争い/ 第8章 日本の強い技術力はどこにある?/ 第9章 イノベーションを起こすには

【著者紹介】
湯之上隆 : 1961年生まれ。静岡県出身。京都大学大学院(修士課程原子核工学専攻)を修了後、日立製作所に入社。以後16年にわたり、中央研究所、半導体事業部、デバイス開発センタ、エルピーダメモリ(出向)、半導体先端テクノロジーズ(出向)にて、半導体の微細加工技術開発に従事。2000年に京都大学より工学博士授与。現在、半導体産業と電機産業のコンサルタントおよびジャーナリスト。微細加工研究所所長、京大原子核工学および東北大工の非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    日本型モノづくりというが実際は著者の専門のチップ関係の電子部品が多い印象を受けた。しかし日本メーカーが何故落ちてきたのかよく分かる内容に感じられた。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    日本人は、全体最適ができず、局所最適化に走る傾向がある(19頁)。これは原発、ゴルフ場など数が多すぎるということからわかる。木を見て森を見ずはいかんねぇ。最も重要なことは、パラダイムシフトの予兆を早期にキャッチし、それに適応すること(26頁)。NECはNTTドコモから見放され、レノボとの統合も失敗。スマホから撤退。自力で海外販売する気はないのか?(106頁)と葉っぱをかける。私はスマホ画面が小さいので、大きめのに通話機能のあるのを希望しているが。  

  • bX さん

    技術者として、またコンサルタントして長く半導体業界にいる著者、その業界の浮き沈み(沈みっ放しか?)をその歴史とともに振り返り、日本型モノづくりの再生を解く。しかし、特に目新しい提言は少なく、挙げ句の果てに「創造的模倣」こそその鍵であると結ぶにあたっては肩透かしを食ったというのが正直な感想。半導体業界の凋落の理由が果たして著者のいうところのものが大きいのか?「日本の技術力は高い。しかし……」それはわかるのだが。

  • izw さん

    「電子立国は、なぜ凋落したか」http://bit.ly/1BBisPv の感想に、SS氏が、「湯之上氏ほどの熱意とオリジナリティーはあまり感じられなかった。」と書いているのを見て興味をもち、読んでみた。半導体技術開発のまっただ中を生きてきた著者の語りっぷりは、具体的で、攻撃的で非常におもしろい。半導体の凋落ぶりをゼロ戦に例えているのも納得。イノベーションを「技術革新」と誤訳したのが敗因とする考えにも賛同する。

  • mazda さん

    非常に面白い本でした。日本の半導体、テレビの凋落に関する考察が多かったですが、部分最適しかできないのが日本の特徴かなと思います。インテルの歴史も面白いですね。三代目社長のグローブの時に、辣腕を振るってプロセッサで天下を取りますが、それ以降泣かず飛ばずです。強引な手腕で一時的に天下を取ってしまうと、社員が萎縮して、それ以降自分たちで考えることをしなくなり凋落するという典型だと思います。そんな会社が身近にあるので、他人事ではないと思います。

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