沈黙のパレード

東野圭吾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163908717
ISBN 10 : 4163908714
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
追加情報
:
440p;19

内容詳細

秋祭りのパレードで、ある殺人が起きる。容疑者は街の人々全て! 哀しき復讐者たちが、湯川や草薙、内海薫の前に立ちはだかる。


『ガリレオ、再始動!』
シリーズとしては、6年ぶりの単行本が、長篇書下ろしとして堂々の発売!

容疑者は彼女を愛した普通の人々。
哀しき復讐者たちの渾身のトリックが、湯川、草薙、内海薫の前に立ちはだかる。

突然行方不明になった町の人気娘・佐織が、数年後に遺体となって発見された。
容疑者はかつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。
だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。
さらにその男が、堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を「憎悪と義憤」の空気が覆う。

かつて、沙織が町中を熱狂させた秋祭りの季節がやってきた。
パレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたか。
殺害方法は?アリバイトリックは?
超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。

第一作『探偵ガリレオ』の刊行から二十年――。
シリーズ第九作として、前人未踏の傑作が誕生した。

【著者紹介】
東野圭吾 : 1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒業。85年、『放課後』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年、『秘密』で日本推理作家協会賞、2006年、『容疑者Xの献身』で直木賞、12年、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で中央公論文芸賞、13年、『夢幻花』で柴田錬三郎賞、14年、『祈りの幕が下りる時』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

総合評価

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ガリレオシリーズで、本書もとても面白かっ...

投稿日:2021/07/04 (日)

ガリレオシリーズで、本書もとても面白かったです。登場人物のキャラもありするすると読み進めることができました。

AYA さん | 愛知県 | 不明

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久しぶりのガリレオシリーズです。やはり面...

投稿日:2021/06/24 (木)

久しぶりのガリレオシリーズです。やはり面白い。2人を殺した疑いが強い男が無罪となりのうのうと生きている。それは殺してやりたくもなるでしょう…

ぽん さん | 岡山県 | 不明

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ガリレオシリーズということで期待値のハー...

投稿日:2021/04/17 (土)

ガリレオシリーズということで期待値のハードルが半端ない作品だった。そのせいか前半は窮屈に感じるが、結末に向かってじょじょに面白くなっていく作品。

みっちゃん さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    本書はガリレオ・シリーズの第9作目にあたるのだが、ミステリーとしての質の高さ構成の緻密さ共にこのシリーズのみならず、少なくても私が今までに読んだ東野作品(いつの間にか40作目)中でNo.1だろう。しかも長編であることのメリットも最大限に活かされている。ガリレオ探偵の湯川も表に立ち過ぎることなく、それでいて圧倒的な存在感を示す。プロットの運びも実に巧妙だ。しいて欠点を言うならば、凝り過ぎているために現実とのギャップを生じてしまい、リアリティを凌駕してしまったことか。ただし、ミステリー小説としては上々である。

  • W-G さん

    ランキング本でかなりの好評。ガリレオシリーズは『容疑者Xの献身』のみ既読。犯行方法自体は、正解ではないものの、基本形がかなり早い段階で明かされ、他の部分で何か仕掛けがあるんだろうなと予想はしていたが、後半でその上を行く畳み掛けがあった。犯人の設定や、終盤で被害者の印象をガラッと変えてみせるあたり、クリスティっぽいと感じる部分がたくさんあったのはたまたまか。本当にこんな無駄に大勢を巻き込む面倒なやり方しかなかったか?という疑問と、増村の行動が、肝心な部分で物わかりが良すぎて不自然すぎるなと感じたくらい。

  • starbro さん

    東野 圭吾は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。ガリレオシリーズ、安定の面白さ、440頁一気読みしました。「沈黙は金」ということでしょうか?「目には目を歯には歯」、私はハムラビ法典を支持しています(笑)人を二人殺して死刑にならないなんて、納得いかな〜い!(ハズキ・ルーペ 渡辺 謙 風で)

  • bunmei さん

    研究のためにアメリカに渡った湯川博士の復活。立ち居振る舞いは相変わらずクールで、一つ一つの仮説を積み上げながら、キレキレに殺人事件の謎に挑みます。湯川博士の会話を読んでいると、どうしても福山雅治のしゃべりで読んでしまうのは私だけではないはず(笑)人が殺意を抱く動機は、ほんとに苦しいものがありますね。今回は、オリエント急行殺人事件を思い起こさせる絡み合った恨み辛みが、事件の裏に張り巡らされています。湯川教授が、草薙・内海の両刑事と真相に迫る中、そこには、様々な負の感情が交錯する結末が待っています。

  • ウッディ さん

    状況証拠から限りなくクロに近い容疑者、自供さえしなければ罪を問われる事がないとタカを括る蓮沼に対し、司法に代わって仇を討とうとする沙織を愛する町の人達。パレードの日、蓮沼の遺体が発見される。殺害方法そしてアリバイトリック、過去の事件の被害者遺族の存在など、複雑な事件の構図でありながら、読み易く、久々のガリレオシリーズは読み応え満点でした。事件の真相が明らかになり、一件落着となった後の驚きの真相は、さすがの東野圭吾でした。教授になった湯川先生の推理の冴えと彼の優しさにもグッときました。面白かったです。

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人物・団体紹介

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東野圭吾

1958年大阪府生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒業。85年『放課後』で第三十一回江戸川乱歩賞を受賞。専業作家に。99年『秘密』で第五十二回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第百三十四回直木賞、第六回本格ミステリ大賞、12年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第七回中央公論文芸賞、13年『夢

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