陰陽師 螢火ノ巻

夢枕獏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163901596
ISBN 10 : 4163901590
フォーマット
出版社
発行年月
2014年11月
日本
追加情報
:
246p;20

内容詳細

「闇は我が褥、地獄の獄卒は我が同胞よ」琵琶と共に山中を彷徨う女。その腰にある瓢の酒に目をつけた道満は…。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    図書館の35冊予約体制と読書メーターのノルマとで多少厳しい読書生活の中、「陰陽師」のシリーズは箸休め的存在です。今回も気持ち良くあっさり読めました。最近夢枕獏の著作を結構読んでるもののあまりにも多作(作家生活約30年で300冊超)なので一生かかっても読み切れないんだろうなぁ!

  • 文庫フリーク@灯れ松明の火 さん

    「花間 一壺の酒 独酌 相親しむ無し 盃を挙げて明月を迎え 影に対して三人を成す」(花咲く野に酒壺を一つ置き、誰もいないので独りで酒をついで呑む。盃を挙げて月を招き寄せれば、月と自分の影との、立派な三人連れが出来上がった)李白・月下独酌のような「筏往生」蘆屋道満の酒。博雅と清明の呑む酒と雰囲気こそ違え、独酌を楽し気に感じさせる妙な愛嬌が道満にはある。『天地明察』渋川春海に読ませたくなる、星を飲んだ男「仰ぎ中納言」短編が『陰陽師』には似合うけれど、願わくば『生成り姫』のような入魂の長編読みたいです、獏さん♪

  • ハイランド さん

    マンネリも極まったシリーズだが読む側の心象を映す鏡となるようである。本作では蘆屋道満の活躍が光っている。感じたのは相対性。聖と俗、善と悪、生と死、極楽と地獄、都と鄙とが表層の違いはあれど本質では同じ、まさに表裏一体であると思い知らされる。そう、清明と道満もまた根は同じものであるのだ。兎角善と悪を分けたがる昨今ではあるが、振り返れば自らの中にも善と悪が混然と存在しているのが判るだろうに、何故上から目線で多少道を踏み外した者を叩くのか。陰陽師の闊歩した世に較べ息苦しく感じるのは、人の心の様が変わった故なのか。

  • れみ さん

    安倍晴明と源博雅が登場するシリー14作目。この巻は「山神の贄」「筏往生」「産養の磐」と道満が主人公のお話が3つも。晴明と博雅の前に現れるときより人が良くて男前に感じるなあ^^;相変わらずな晴明と博雅のお話では「仰ぎ中納言」「花の下に立つ女」「屏風道士」が好きかな。これで最新刊まで読み終わったので漫画の方の再読を再開しようかな。

  • 紫 綺 さん

    シリーズ第14弾、全9編の短編。あとがきにもあるが、今回は「蘆屋道満」率が高い。しかも、道満ってそんなにいいひとだったっけ?というくらい好感度率が上がってるではないか。個人的には、もっとダークサイド率の高い敵役にして清明の存在を脅かすようなキャラであって欲しい。

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人物・団体紹介

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夢枕獏

1951年生まれ。77年、「カエルの死」で作家デビュー。『上弦の月を喰べる獅子』で、89年に第10回日本SF大賞を受賞。『神々の山嶺』で、98年に第11回柴田錬三郎賞を受賞。2017年に第65回菊池寛賞を受賞。18年に紫綬褒章を受章

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