ひとり旅

吉村昭

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163692708
ISBN 10 : 4163692703
フォーマット
出版社
発行年月
2007年07月
日本
追加情報
:
20cm,247p

内容詳細

昨年、惜しまれつつ亡くなった著者の珠玉のエッセイと、名作『桜田門外ノ変』や『生麦事件』の創作秘話を収録したファン待望の1冊。余計なフィクションを加えない創作姿勢を貫いた、最後の随筆集。

【著者紹介】
吉村昭 : 1927年、東京生まれ。学習院大学中退。66年「星への旅」で太宰治賞を受賞。同年「戦艦武蔵」で脚光を浴び、以降「零式戦闘機」「陸奥爆沈」「総員起シ」等を次々に発表。73年これら一連のドキュメンタリー作品の業績により第二十一回菊池寛賞を受賞する。他に「ふぉん・しいほるとの娘」で吉川英治文学賞(79年)、「破獄」により読売文学賞、芸術選奨文部大臣賞(84年)、「冷い夏、熱い夏」で毎日芸術賞(85年)、さらに87年日本芸術院賞、94年には「天狗争乱」で大佛次郎賞をそれぞれ受賞。97年より芸術院会員。2006年7月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ホークス さん

    時代小説などの作家、吉村昭氏最後のエッセイ集。取材の過酷さは想像を超える。終戦直前、撃沈された輸送船から雪の海に将兵が投げ出された。舟艇にすがりつく兵士の腕を、先に乗った将校たちが沈没を防ごうと軍刀で切った。腕の無い多くの遺体を弔った漁師に取材するが、「憲兵に止められているから」と口ごもる。終戦から25年後の話だ。何かを恐れ、かつ依存する精神風土に将校も兵士も包まれている。人間の問題か日本人の問題か。被弾、降下したアメリカの飛行士を斬首処刑した方にも取材している。今の物差しで裁いて済まない所に発見もある。

  • さざなみ さん

    「十万円を下ろすのに十円玉がころりと」というエピソードに吉村昭という偉大な作家にもこんなほほえましい一面があり、それを辱めもなくエッセイに収めるというおおらかさに拍手を送りたい。 過去に読んだ沢山の本を書かれた時の裏話に接してもう一度読みたくなったり、未読の本も読みつくしてみたくなったエッセイでした。

  • とす さん

    似たような話が多い。多いけれどイヤな気持ちにはならない。読んだことのある小説に関係する話などは大変興味深い。長崎が好きなことが伝わってきた。

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人物・団体紹介

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吉村昭

1927(昭和2)年、東京・日暮里生まれ。学習院大学中退。58年、短篇集『青い骨』を自費出版。66年、『星への旅』で太宰治賞を受賞、本格的な作家活動に入る。73年『戦艦武蔵』『関東大震災』で菊池寛賞、79年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、84年『破獄』で読売文学賞を受賞。2006(平成1

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