はじめての文学 桐野夏生

桐野夏生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163599007
ISBN 10 : 4163599002
フォーマット
出版社
発行年月
2007年08月
日本
追加情報
:
19cm,273p

内容詳細

文学の入り口に立つ若い読者のために、著者自身が用意したスペシャルアンソロジー。子どもたちの切実な現実に踏み込んだ作品を中心に、単行本未収録「使ってしまったコインについて」を含む珠玉の傑作全6篇を収録。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希 さん

    こんなドロドロした物語の数々を「はじめての文学」とくくっていいのでしょうか。はじめて読むにはかなりグロテスクな表現が多々出てきます。独特のクセのある、毒を含む文章は合う合わないがあるかもしれません。個人的には好きですが。

  • 竹園和明 さん

    YA向け作家別作品集シリーズの桐野夏生篇。桐野流の毒が塗された短編が並ぶ。「使ってしまったコインについて」は92年作。夜遊び仲間の女子中学生3人が見たアングラSMの世界。抱いた嫌悪感と友への想いを綴る。初っ端にこれはインパクト絶大!。続く「アンボス・ムンドス」は既読。小5の女子世界。いじめっ子サユリが崖から転落死したのは事件か事故か。その裏に潜む恐ろしい真実とは。清濁併せ呑む大人世界の指南作品集でもあるが、「年若い方に対しても毒を減ずる気持ちはない」という著者の潔さとイズムこそ、YA達は学び取るべきよ。

  • James Hayashi さん

    若者向けの短編集というが、アダルト的な内容も含んでいるので大人でも十分楽しめる。「アンボス・ムンドス」は読破済み。「植林」はグリコ森永事件に触れているが、「罪の声」とは違う形での子供の声を取り上げ興味深い。中の3つは自分の好みでないが、始めと終わりの2本だけでも読んで価値のある作品。「植林」の終わり方はいいなー。

  • アコ さん

    6篇収録。初の図書館リサイクル本。長らく積んでいたけど著者の長編を読んだ勢いで読了。既読単行本「アンボス・ムンドス」からの2篇はインパクト大で2年以上前に読んだのに記憶にあり再読としても楽しめた。しかしそれ以外はあまりハマらず。女子プロレスに関心がないのも大きいのかな。でも『嫉妬』はまずまず。“小説には毒がある”というタイトルから始まる著者解説で、桐野さんの小説に対する考えや思いが語られているのは◎

  • jima さん

    短編6作品。「アンボス・ムンドス」教師が不倫旅行中担任する子供が死亡。子供の悪意が印象に残る。最後に作者のあとがきがあり、各作品について説明してくれているのが良かった。「小説には毒がある」か。

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人物・団体紹介

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桐野夏生

1951年、金沢市生まれ。93年『顔に降りかかる雨』で第39回江戸川乱歩賞受賞。98年『OUT』で第51回日本推理作家協会賞、99年『柔らかな頬』で第121回直木三十五賞、2003年『グロテスク』で第31回泉鏡花文学賞、04年『残虐記』で第17回柴田錬三郎賞、05年『魂萌え!』で第5回婦人公論文芸賞

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