ポルト・リガトの館

横尾忠則

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163290102
ISBN 10 : 4163290109
フォーマット
出版社
発行年月
2010年03月
日本
追加情報
:
20cm,253p

内容詳細

スペインを旅行中、サルバドール・ダリの屋敷を訪ねた日本人画家の不思議な経験。異国を旅する3つの能仕掛けの物語が絡まりあい、現実と幻想のあわいへ誘う。強烈な酩酊感を誘う、読む絵画としての小説集。

【著者紹介】
横尾忠則 : 美術家。兵庫県生まれ。ニューヨーク近代美術館、アムステルダム市立美術館、カルティエ現代美術財団など内外での個展多数開催。ヴェネチア、パリ、サンパウロなど世界各国のビエンナーレに出品。毎日芸術賞、紫綬褒章、日本文化デザイン大賞など受賞、受章多数。1970年代に井上光晴に依頼されて同氏が編集する文芸誌「辺境」に短篇を発表。後に単行本『光る女』にまとめられた。2007〜08年、「文學界」に「ぶるうらんど」の連作4篇発表。08年、『ぶるうらんど』で第36回泉鏡花文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちゅう さん

    うーむ。よくわからない。読んでいて、こりゃ、辛いなあと思ったり。ジョアンミロは好きだけど、ダリは、そうでもない。シュールレアリズムが苦手とは思わないけれど、この本の世界は、なんだかなあ。体調が良い元気な時じゃないと、私には、読み切れない。

  • 仮ッ子 さん

    見たことのない異国の風景が、生き生きと色鮮やかに立ち上がって来る。初めて横尾さん読んだけど、好きな世界だ。

  • メルセ・ひすい さん

    13-78 赤21 初出誌「文學界」‘09.04 07 10 例によって変… 内容と同じになりそう! 悪酔いっぽい。ゲ――ツッ… スペインを旅行中、サルバドール・ダリの屋敷を訪ねた日本人画家の不思議な経験。異国を旅する3つの能仕掛けの物語が絡まりあい、現実と幻想のあわいへ誘う。強烈な酩酊感を誘う、読む絵画としての小説集。

  • ハルト さん

    目の裏を蝶のように踊る極彩色。横尾氏のイマジネーションがそのまま流れこんだような、彼らしい文章であり作品でした。入っている3つの短篇どれもが「旅」をしており、心象風景が現実を侵食したかのような「旅」での出会いや帰結が鮮やかで、酔ってパンチを食らったような酩酊感と浮遊感を与える。横尾氏の絵画の中を旅してきたような作品でした。

  • ぬめりっこ さん

    「仮の宿の精神」「肉体」「今、意識を持っている私」 という三項のバランスの取り方の苦心が、 三編の短文と共に貫かれていて。とても、 混濁しました。ここまで言葉にできない事をあえて、 言葉にして吐き出している霧のような小説は、 珍しいかと。 モスグリーンとか、アワーイエローとか 色彩の描写をここまで迫真して共有させたがるのかと、 夢見心地で反復。

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人物・団体紹介

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横尾忠則

現代美術家。1936年兵庫県生まれ。’72年にニューヨーク近代美術館で個展を開催。その後も世界各国のビエンナーレに招待出品。世界各国で多数の個展を開催。2012年、神戸に横尾忠則現代美術館、’13年、香川県の豊島に豊島横尾館が開館。1995年に毎日芸術賞、2000年にニューヨークアートディレクターズ

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