見えない橋

吉村昭

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163210605
ISBN 10 : 4163210601
フォーマット
出版社
発行年月
2002年07月
日本
追加情報
:
20cm,232p

内容詳細

刑務所に36回も服役した男、投身自殺した遺体をひきあげる漁師、がんで死んだ母親…。人間の生と死のドラマを静謐な筆致で、それでいて鮮やかに描き出した7話を収録した珠玉の短篇集。

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読書メーターレビュー

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  • kinkin さん

    元受刑者の死。ホームレスの死、自殺者、同窓生の死他、著者の淡々とした文章に惹かれる。ここに出てくるような死は特別なものでなく、日本の中ではもっと特殊な死がありふれているのかもしれない。今は死という言葉がありふれているにしては間近な人の死の対面は希薄になっているのではないだろうか。病院から直接火葬されるケースもあり、これから親戚というものが減ってきたら一層に真島な死が遠のくような気がする。死ということについてなにか踏み込んで知りたいと感じた。図書館本

  • ともくん さん

    死を題材にした短編集。 他の吉村昭の作品と比べるとあっさりしていて、読みやすいが、重厚感が足りない。 しかし、静かに徐々に沼に嵌っていくような死の恐怖感がある。

  • Masashi_1234567 さん

    短編なので、なかなか記憶に残らない。全て死に関する話だったと思う。読後感は良くも悪くもない。ただ、この作家の文章は読みやすく好きなので、他の作品も読もうと思う。

  • ヒラP@ehon.gohon さん

    久し振りの吉村昭作品です。短編の中に凝縮された世界に、精神的な奥行がしっかりと埋め込まれていて、長編で読んでみたい作品ばかりです。吉村昭の物書きとしての真摯な姿勢がうかがわれます。

  • しゃんしゃん さん

    現役を引退し地域社会に多少の関わりを保ちながら日々を過ごしている人たち。前科36犯の老受刑者の君塚を、保護観察所長の清川は躊躇しながらも更生へのプログラムを組み奔走。獄死だけは嫌だという彼は教会の仲間たちにアパートで亡くなっているのを発見される表題作。日本人として内省するということの大切さを感じさせられた。穏やかで静かで、そして哀しい生と死の7つの短編集。「時間」は著者が事実を超越したフィクションの世界にふみ込んだ作品と言う。印象に残った。

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人物・団体紹介

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吉村昭

1927(昭和2)年、東京・日暮里生まれ。学習院大学中退。58年、短篇集『青い骨』を自費出版。66年、『星への旅』で太宰治賞を受賞、本格的な作家活動に入る。73年『戦艦武蔵』『関東大震災』で菊池寛賞、79年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、84年『破獄』で読売文学賞を受賞。2006(平成1

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