遠い幻影

吉村昭

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163174105
ISBN 10 : 4163174109
フォーマット
出版社
発行年月
1998年01月
日本
追加情報
:
253p;20

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読書メーターレビュー

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  • ♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤 さん

    積ん読本の消化。初めて読んだ作家さん。人生の中の一瞬のゆらぎをとらえた12の短編集。戦争前後の昭和の時代が色濃く残っている作品が多い。どれも、劇的な展開はなく、淡々としていているが、最後の1行で悲しみや寂しさなどが共感できる。あとがきの著者の言葉「竹は節があるから強靭なのであり,直立した地下茎は,細いのに高く伸びても折れることはない。私が短編小説を書くのは、竹にとっての節に似た意味を持つから」も印象的。

  • 山猫 さん

    「梅の蕾」のみ。医師側から描いたノンフィクション「無医村に花は微笑む」に対して、本作は村長の目を通した小説。村に溶け込もうと払った医師夫人の並々ならぬ努力を、村長は最後まで「趣味の山野草の採集」としか捉えていなかったのか……日本有数の僻地で送った19年を30ページに纏めてしまうのは乱暴だった気がする。

  • mashumaro さん

    吉村昭の短編は初めて読みましたが、淡々と事実を述べる筆致は長編と同じと感じました。短い枚数の中で、その時々の心の動きがさざ波のように伝わってきます。物語の事件性や結末を深く語らず終わるため、読者の心に余韻を残します。その余韻は、ほのぼのとした温かいものであったり、釈然としないモヤモヤであったり。派手さはないけど静かに語りかけるような、そして、郷愁を感じさせるような味わいがありました。

  • yuki さん

    珠玉の短編集でした。「梅の蕾」は言うまでもないのですが「父親の旅」は良かったです。吉村昭のまなざしの優しさがいいです。

  • 一彩 さん

    あとがきより 「竹は節があるから強靭なのであり,直立した地下茎は,細いのに高く伸びても折れることはない」 当たり前のようで,深い

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人物・団体紹介

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吉村昭

1927(昭和2)年、東京・日暮里生まれ。学習院大学中退。58年、短篇集『青い骨』を自費出版。66年、『星への旅』で太宰治賞を受賞、本格的な作家活動に入る。73年『戦艦武蔵』『関東大震災』で菊池寛賞、79年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、84年『破獄』で読売文学賞を受賞。2006(平成1

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