闇を裂く道 下

吉村昭

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163097305
ISBN 10 : 4163097309
フォーマット
出版社
発行年月
1987年06月
日本
追加情報
:
226p;19X14

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読書メーターレビュー

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  • detu さん

    大量の湧水に悩まされ進まぬ工事。丹那盆地では渇水始まる。北伊豆地震、活断層交差。満州事変、五一五事件。国際連盟脱退。世情不安な中、昭和7年遂に導坑貫通。昭和9年完工、12月1日営業開通。15年11ヵ月10日の大工事はトンネル技術の向上にも繋がった。枯渇騒動は函南事件の暴動となり警察の手に。戦禍の拡大は次なる高速鉄道計画、新丹那トンネルへとなるも戦争優先で頓挫。戦後の新幹線計画へ繋がる。トンネルは国民の悲願でもあったが現地の渇水被害は相当深刻。開発と自然破壊は裏表。小説と言うよりドキュメントルポルタージュ。

  • クラムボン さん

    下巻は水との戦いだ。熱海口・三島口共に、ある地層に達すると大量の湧水が発生…水の量は芦ノ湖三杯分にも及んだ。特に緑色の粘土層(温泉余土)が水分を吸うと著しく膨張する。土圧を受けて支保工の鉄材がグニャリと曲がる。解決策として本坑に並行して水抜坑を掘ることに。一方トンネル上部の丹那盆地でも異変が起きた。清流が走り水車が回る豊富な水を抱えた地が、完全に干上った。人情穏やかだった住人が「水返せ」と、修羅となり徒党を組んで建設事務所に押しかける。そしてそれら一部始終を読者に語りかける作者の熱量もまた凄まじい。

  • tai65 さん

    星5つ

  • getaya さん

    ☆☆☆☆

  • sennbei さん

    水が枯れた地域の人達、工事関係者、ものすごい話

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人物・団体紹介

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吉村昭

1927(昭和2)年、東京・日暮里生まれ。学習院大学中退。58年、短篇集『青い骨』を自費出版。66年、『星への旅』で太宰治賞を受賞、本格的な作家活動に入る。73年『戦艦武蔵』『関東大震災』で菊池寛賞、79年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、84年『破獄』で読売文学賞を受賞。2006(平成1

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