去就 隠蔽捜査 6 新潮文庫

今野敏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101321622
ISBN 10 : 4101321620
フォーマット
出版社
発行年月
2018年11月
日本
追加情報
:
428p;16

内容詳細

大森署管内で女性が姿を消した。その後、交際相手とみられる男が殺害される。容疑者はストーカーで猟銃所持の可能性が高く、対象女性を連れて逃走しているという。指揮を執る署長・竜崎伸也は的確な指示を出し、謎を解明してゆく。だが、ノンキャリアの弓削方面本部長が何かと横槍を入れてくる。やがて竜崎のある命令が警視庁内で問われる事態に。捜査と組織を描き切る、警察小説の最高峰。

【著者紹介】
今野敏 : 1955(昭和30)年北海道生れ。上智大学在学中の’78年に「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞を受賞。レコード会社勤務を経て、執筆に専念する。2006(平成18)年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、’08年、『果断―隠蔽捜査2』で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞を受賞する。’17年、「隠蔽捜査」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • absinthe さん

    今回はストーカー事件に見える特別の事件。現場と離れた会議室で物語は進行。事件は会議室で起こっている。無駄をそぎ落とした構成。犯人側の描写が無いのも今まで通り。主人公はとうとう犯人と対面することも声を聞くこともなかった。事件そのものの他、官僚としての苦労、特に中間管理職の板挟みもあるが、竜崎節で力強く乗り切っていく。ブレない面白さ。このシリーズは本当に好き。

  • ノンケ女医長 さん

    大森警察署署長・竜崎伸也警視長は「小物には腹も立たない」と言っているけど(398頁)。方面本部長・弓削篤郎警視正の言動に、私はとても腹が立ってしまった。あらゆる難局を解決に導く、竜崎の手腕と統率力に今回も感動することができた。真夜中に起きた大事件。警視庁本部で、警務部長・梶洋太郎警視監から特別監察を受ける事態に。極限の状況で下した判断の数々を正確に想起し、冷静に説明する竜崎。弓削の操作性も、看破されていく。ああ、このうえなく見事。著者の表現力は、圧巻である。比類のない、警察小説シリーズ。

  • はにこ さん

    大森署内でストーカー事件が発生。そして殺人事件、誘拐事件に発展。弓削がめちゃくちゃ鬱陶しかった。自分の権威だけを主張し、事件のことや合理性を無視。望み通りにならなきゃ言いつける。居るよねー、こういう奴。でも周りはすっかり竜崎ナイズされててスカッとした。事件の結末も意外性があった。ストーカー問題、根岸みたいな警察官がいてくれたら減りそうなのにね。

  • おしゃべりメガネ さん

    我ながら再読で、ここまでハマるのも珍しいかなと。第1作からスピンオフ2作と合わせてこれまで七冊をイッキ読みしてしまう無類の面白さは尋常ではありません。ただの警察小説、ミステリーの類いではなく、サラリーマン的には最強のビジネス書にもなりうる主人公「竜崎」のブレない原理原則主義は痛快すぎます。部下を使うのものせるのもうまく、周囲のココロ、キモチをしっかりと掌握する術は学ぶべきトコばかりです。任せるトコはしっかりと任せ、責任をとるトキは迷わずとると宣言する竜崎スタイルは、鉄壁です。こういう上司になれますように。

  • エピファネイア さん

    隠蔽捜査シリーズが第2回吉川英治文庫賞を受賞していることを最近知った。マイペースで順番に読んでいて、隠蔽捜査6「去就」で8冊目。人気シリーズを飽きさせず、高いクオリティを維持し続けるのは至難の業だが、いともたやすく成し遂げている。今作はストーカーの犯行とみられる誘拐事件を基軸としているが、読みどころは事件が一件落着した後の竜崎の公私にわたる出来事への対応。公の部分では自分の損得より筋を通すことを優先する姿勢、私の部分では不器用ながら家族を気遣う姿にあっぱれと思う。奥様も実にいい味を出していて今後も楽しみ。

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人物・団体紹介

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今野敏

1955年、北海道三笠市生まれ。上智大学在学中の1978年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。卒業後、レコード会社勤務を経て作家に。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞、2008年、『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞、2017年、「隠蔽捜査」シリーズで吉川英

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