わたし、定時で帰ります。 新潮文庫

朱野帰子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101004617
ISBN 10 : 4101004617
フォーマット
出版社
発行年月
2019年01月
日本
追加情報
:
360p;16

内容詳細

絶対に定時で帰ると心に決めている会社員の東山結衣。非難されることもあるが、彼女にはどうしても残業したくない理由があった。仕事中毒の元婚約者、風邪をひいても休まない同僚、すぐに辞めると言い出す新人…。様々な社員と格闘しながら自分を貫く彼女だが、無茶な仕事を振って部下を潰すと噂のブラック上司が現れて!?働き方に悩むすべての会社員必読必涙の、全く新しいお仕事小説!

【著者紹介】
朱野帰子 : 東京都生れ。2009(平成21)年、『マタタビ潔子の猫魂』で第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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お仕事小説です。ドラマを見ていたので書店...

投稿日:2021/07/04 (日)

お仕事小説です。ドラマを見ていたので書店で見つけて読みました。ちょうど自分もブラック上司の対応に困っていたので読み応えがありました。うちの職場にも頼り甲斐のある種田さんがいたらいいのに!と思いました。残業しない会社員だけど仕事はできる、ビール大好きな設定など共感できます。

ゴロウ さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さてさて さん

    主人公の結衣がこだわる『定時に帰る』という本来当たり前のことに光を当てていくこの作品。『会社は仕事ができるようになりたいと思う奴ばかりじゃない』という中に『他の人を、定時に帰すって、難しいね』と人を管理する視点からも問題を見ていくこの作品。『真に恐ろしいのは敵にあらず。無能な上司なり』という他の”お仕事小説”には見られない視点も描かれるこの作品。簡単な言葉なのに、なかなか口にすること自体憚られる「わたし、定時で帰ります。」という言葉。この書名に心が動かされたあなたにこそ是非手にしていただきたい作品でした。

  • W-G さん

    今さらドラマを見て、面白かったので小説も購入。タイトルからの先入観で、仕事を頑張らない系主人公なのかとずっと思い込んでいたのに、かなり熱い人格だった。ドラマの配役は石黒だけかなり微妙だったように思えたが、他は良い。賤ケ岳さんの内田有紀もかなり改変されていたけれども、アレはアレで原作ファンから受け入れられそう。種田役の向井理が特にはまっていた。育ちの良いエリートっぽい役柄をやらせると向井理は最強。この種田の存在が結衣の定時帰り理論のアジャスターになっている点だけは上手くオチをつけることが出来なかったか。

  • mae.dat さん

    帰子さんは、本書を著するためにペンネーム決めましたのですかね?最初、同僚の皆さんにイライラさせられますねぇ。泥舟プロジェクトに前のめりの皆さん、どれだけ鍛えられているのよ。と。最後の方は時間にも追われてヒリヒリするねぇ。ストーリー展開もさる事ながら、各キャラが良いのね〜。同僚の皆さんも。遠目に見ている分には。そんな中、何気に大車輪の活躍、中国料理店上海飯店の王丹にMVPをあげたいけど、1票差で石黒氏かなぁ。結衣さんとのやり取りが面白いし。いや、MVPは石黒氏の奥さんか。会話でしか登場していないけど。

  • Yunemo さん

    表紙と違ってかなりの現実感が、また組織論のイロハが、記されて。世の中、この4月から働き方改革関連法案が施行されて、残業の上限規制、有休の5日間取得、でも制度・規制が整備されても意味ないですね。現場の末端で、今までと違ってどう働けばいいのか、少なくとも今までと同じ生産性を維持しながら。これって簡単じゃないですよね。また会社に居場所を見つけるためにダラダラした長時間勤務をしてる社員っていますもんね。登場人物のキャラ、まさにそのままどの会社にも。難しいけど原理原則に立ち戻って、新たな組織、職務手順の確立が急務。

  • どんふぁん さん

    2019年4月21日読了。なかなか爽快。定時で帰るなんていつも目指していることだから、何かそれを達成するためのコツを教えてくれるのかと思ってたら、違う方だった。定時で帰る派と残業する派の戦いだった。そこから、どんどん話が社内のいざこざがメインになっていって、最終的には主人公があーんなことになるとは。ほう。もっと定時で帰る意味を書いて欲しかったなぁ。この内容だったら、残業することが美徳で終わりはしないかと思う。シリーズ次作が出てるので、急いで買いたいと思います。

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