わたし、定時で帰ります。 ハイパー

朱野帰子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103516422
ISBN 10 : 4103516429
フォーマット
出版社
発行年月
2019年03月
日本
追加情報
:
328p;20

内容詳細

絶対に残業しない主義の結衣だったが、とうとう管理職になってしまう。新人教育を任されたものの、個性的過ぎる若者たちに翻弄される毎日。そんな折、チームが参加することになったのは、差別的なCMが炎上中の企業のコンペだった。パワハラ、セクハラのはびこる前時代的な社風に、結衣は絶句するが―。定時の女王はホワイトな職場を守れるのか?

【著者紹介】
朱野帰子 : 東京都生まれ。2009(平成21)年、『マタタビ潔子の猫魂』で第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Yunemo さん

    インパール作戦から忠臣蔵ですか。いろんな意味でバックグランドにおいてますね。でもちょっと無理があるきらいもあって、頷けない部分もちらほら。やっぱり組織と個人の融合性って、ある意味成り立たない概念かもしれません。本作の随所に、個々人の想いと組織の在り方に齟齬が出てるところがたくさんあって。でも強い組織が強い個人の集合体ではなく、ある意味、恐怖政治のなせる業でもあり。永続性という面からは難しいかも、なんてことを想い。それにしても個性豊かな人材が組織繁栄にどう寄与していくのかな、とはメインの意味と理解しながら。

  • どんふぁん さん

    2019年4月30日読了。衝撃的な会社が出てきて、もうびっくり。枕営業までいかずとも、それに近いことしてコンペに勝とうなんて考え方がおかしい。忠義を尽くせってはぁ?と何度も思った。働きやすい環境の会社に生まれ変わって欲しい。そして1作目はインパール作戦だったのが、2作目は忠臣蔵ってのがもう笑えた。主君の仇討ちとか日本人は好きだよねぇ。3作目は何が出てくるやら。最後の展開はほっとしました。晃太朗と結衣に幸あれ。

  • utinopoti27 さん

    インパール作戦の次は忠臣蔵?シリーズ第2弾の今回は、ハラスメント蔓延るブラック企業のコンペに参加することになった『定時で帰る』結衣の活躍が焦点だ。会社の方針で管理職に昇進し、定時で帰りつつ業績を上げる広告塔にされた彼女のために、周囲の負担が重くなるという本末転倒。取引先のハラスメントにさらされた部下の無念を背負いつつ、ブラック企業と対峙する結衣は、現代の大石内蔵助なのか。強烈な新キャラを迎えてパワーアップした本作は、働き方に関する様々な課題と向き合いながら、自らの生き方にこだわる人へのエールかもしれない。

  • のぶ さん

    前作からの繋がりもあり、本作だけでは分かりづらい部分もあるが、周りとの軋轢を持ってでも、定時に帰っていた東山結衣も管理職になり、作中での立場も随分変わってきていた。新人教育を任されたものの、いろんな問題が起きて翻弄される結衣。そんな折、差別的なCMで炎上中の企業のコンペに参加することになる。同僚の晃太郎らの助けを受けながらも壁を乗り越えていく結衣。定時に帰るというポリシーを持ちながらも頑張る姿は、タイトルから受ける印象とは違い、仕事への情熱に溢れていた。物語を忠臣蔵と対比させているのもユニーク。

  • みかん🍊 さん

    確かに前作よりハイパーだ、パワハラ、セクハラ、定時に帰る結衣はホワイト企業の広告塔として管理職になり矢面に立たされる、読んでいてしんどく苦しくかなり時間が掛かってしまった。気合や根性論だけで仕事をする人間から見れば定時に帰る人間はやる気を削がれるかもしれなが全員が定時に帰るのでもなくサービス残業が当たり前ではなく個々に自分のやり方裁量で仕事が出来ればいい、平行してドラマも観ているので俳優の役柄で脳内変換してしまう向井理は嫌いではないが種田は好きになれない、ドラマの方がマイルドに作られている気がする。

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