小説 すずめの戸締まり 角川文庫

新海誠

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041126790
ISBN 10 : 4041126797
フォーマット
出版社
発行年月
2022年08月
日本
シリーズ
:
追加情報
:
384p;15

内容詳細

九州の静かな港町で叔母と暮らす17歳の少女、岩戸鈴芽。
ある日の登校中、美しい青年とすれ違った鈴芽は、「扉を探してるんだ」という彼を追って、山中の廃墟へと辿りつく。
しかしそこにあったのは、崩壊から取り残されたように、ぽつんとたたずむ古ぼけた白い扉だけ。
何かに引き寄せられるように、鈴芽はその扉に手を伸ばすが……。

やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。
―――星と、夕陽と、朝の空と。
迷い込んだその場所には、すべての時間が溶けあったような、空があった―――

不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。
新海誠監督が自ら執筆した、原作小説!

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 海猫 さん

    新海誠作品は小説も映画も「君の名は。」からなので、それ以前の作品ことはわからない。前2作は隠し味的に伝奇風な設定があったが、今回は全面に押し出してきた感じ。高校生のヒロイン・鈴芽が展開上、日本国内をあちこち巡るのでロードノベルの味わいが強い。言葉選びが繊細で情景描写が良く、旅情漂う。各地で出逢う人々も個性的。廃墟的な土地も沢山出てくるので哀愁がある。また人や場所を「匂い」で表現しようとする姿勢が印象に残った。日本人にとって重い現実がテーマとしてあるが、作品のイメージは爽やかである。アニメ映画もぜひ観たい。

  • ひさか さん

    2022年8月角川文庫刊。書き下ろし。鈴芽と草太の6日間の冒険とその後日譚。のっけから別の世界への扉が登場して、鈴芽が、扉を閉めるダイナミックな展開は、シーンが目に浮かぶようです。封印とか、要石というアイテムの使い方も面白い。以降このハイテンションなノリでの展開は楽しく、面白かったです。東日本大震災をイメージさせるシーンがあり、ここはムズかしいものをもってきてるな〜と思いました。記憶がまだ生々しいので一気に現実世界に戻ります。

  • かんけー さん

    読了♪ヒロイン鈴芽はとある朝、登校途中草太と言う青年に「このあたりに、廃墟はない?」と聞かれ、曖昧な返事で対応するも?草太はあっさりとお礼を言い立ち去る。物語はこの二人を軸に「戸締まり」と言うキーワードを巡り、奇想天外な展開を見せる。まだ映画公開迄1ヶ月以上有るのでネタばれ厳禁つう事で、鈴芽のその行動力のアグレッシブさに目を見張る(^_^;)良い意味でポジティブであると♪新海監督らしい時事ネタも挿入され、エンターテイメントとして完成度は高いと(⌒‐⌒)映画公開が楽しみです♪面白かったです("⌒∇⌒")♪

  • 芳樹 さん

    『君の名は。』は隕石落下。『天気の子』は大雨。前二作は自然災害が絡むエピソードでしたが本作は?本作も新海氏の心に強く残っている自然災害がモチーフになっています。なぜ『扉』が開いて災いが訪れるのか。人の思いが土地を鎮めているから人がいなくなると重しが無くなるという解釈は、心にすとんと落ちました。主人公の鈴芽が、とある美しい青年と運命的(必然?)に出会い、『扉』を締めるべく日本を旅する物語。道中出会う人たちとの交流を通じて、彼女が心に抱える重しを解き放っていく成長物語でもありました。映画が楽しみです。

  • kotetsupatapata さん

    星★★★☆☆ 映画を2度観ているので、あらすじはほぼ理解してますが、さらに小説で更に補完され深い部分を理解できたと思います。 「いってきます」「いってらっしゃい」、「ただいま」「お帰りなさい」普段から何気なく交わす言葉ですが、あの日片道通行で永遠に交わすことが出来なくなった数多の言霊 映像も素敵ですが、そんな何でも無い当たり前の日々が、奇跡の積み重ねで尊いことであることを改めて気付かされた作品だと思います。

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