記憶屋 角川ホラー文庫

織守きょうや

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041035542
ISBN 10 : 4041035546
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
追加情報
:
304p;15

内容詳細

大学生の遼一は、想いを寄せる先輩・杏子の夜道恐怖症を一緒に治そうとしていた。だが杏子は、忘れたい記憶を消してくれるという都市伝説の怪人「記憶屋」を探しに行き、トラウマと共に遼一のことも忘れてしまう。記憶屋など存在しないと思う遼一。しかし他にも不自然に記憶を失った人がいると知り、真相を探り始めるが…。記憶を消すことは悪なのか正義なのか?泣けるほど切ない、第22回日本ホラー小説大賞・読者賞受賞作。

【著者紹介】
織守きょうや : 1980年イギリス・ロンドン生まれ。2013年、第14回講談社BOX新人賞Powersを受賞した『霊感検定』でデビュー。15年「記憶屋」(受賞時ペンネーム、京谷)で第22回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞。現在弁護士として働く傍ら小説を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 扉のこちら側 さん

    2016年533冊め。忘れてしまいたい記憶を消してくれる存在がいたら、頼みたいことがある人はきっと多い。どんなに辛く悲しいことも自分を形作るひとつだから、という立派なことを言ってくれる人はいるけれど、本当に、忘れることができたらどんなに救われるだろうことを抱えて生きる人はいる。ホラーではないけれど、人の心の動きを追って迫る「怖さ」がある。ホラー小説大賞の「読者賞」というのも頷ける、一定の共感を誘う作品。

  • mmts(マミタス) さん

    ホラー要素はなかったので、むしろホッとしました。ただ、記憶屋の正体を探したりするから、その辺はミステリー?サスペンス?かしら。記憶屋の正体にはビックリしたけど、それ以上に切なさが上回りました。自分自身の一方通行な気持ちではなく、あまりに相手の気持ちを察知して、それで記憶を消すんでしょうね。ところで、さすがに遼一くんは鈍感というか無神経というか、あまり好きになれないキャラクターでした。杏子ちゃんのトラウマに対して、デリカシーに欠けていましたから。弁護士の対応は賢明かと。最初は世にも奇妙な物語かと思いました。

  • masaru さん

    忘れたい記憶を消してくれる記憶屋を追いかける主人公。記憶を消すことは、果たして良いことなのか?苦悩する主人公、果たして記憶屋の正体とは?ホラーでは無く、切ない青春ものって感じでした。

  • 紫 綺 さん

    負の記憶を失くしたい者の、その記憶を消してくれる記憶屋と云う都市伝説を追う遼一。行きつくところに意外な真実が…。私は難病に羅かった当初の記憶が無い。記憶屋なんぞに頼らずとも、人間本来が持つ自己防衛本能が働くのだろう。今でも、辛かった痛かった記憶は薄れようとしている。

  • ナイスネイチャ さん

    記憶を忘れさせてくれる記憶屋を巡る謎を主人公が暴いていく物語。ホラーとありますが?怪奇的な感じはありますが、謎解きぐらいの感じでした。視点が変わるのにあんまり意味が理解出来ず。ただ続編でどうなるかは気になります。

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織守きょうや

1980年ロンドン生まれ。2013年『霊感検定』でデビュー。15年「記憶屋」で第22回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞。同作に始まる“記憶屋”シリーズは累計60万部を突破している。2021年『花束は毒』が第5回未来屋小説大賞に選ばれる

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