小杉太一郎の純音楽 II
東映アニメ『サイボーグ009』(1966〜68)、内田吐夢監督、東映『宮本武蔵』シリーズ、日活『ギターを持った渡り鳥』シリーズなど、300本以上の映画音楽を手がけ、劇伴の仕事がこれまで広く知られてきた作曲家、小杉太一郎。
小杉宅から発見された演奏会用作品楽譜の「室内楽」を中心に収録した前作「小杉太一郎の純音楽」に続く本CDでは、「ブラジル連邦共和国による日本移民受け入れ60周年を祝う交響曲」として作曲され、音楽評論家、片山杜秀氏より「昭和20年代の日本人作曲家による管弦楽作品を考えるうえで重要な作品」とのお墨付きを得た『交響楽』、舞踊家、江口隆哉と小杉の師、伊福部 昭による「日本の太鼓『鹿踊り』」を皮切りとして創作された舞踊作品「日本の太鼓」シリーズ最終作を多彩な楽器編成で彩った「舞踊音楽 日本の太鼓 第三輯『綾の太鼓』」のセッション録音を実現しました。
小杉の親友・作曲家、池野 成の一番弟子、小倉啓介の指揮による芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカの演奏で、作曲家、小杉太一郎、幻の2大オーケストラ作品が蘇ります。(販売元情報)
【収録情報】
小杉太一郎:
● 交響楽 (1953) - SYMPHONY (1953)
第1楽章:Andante
第2楽章:Lento
第3楽章:Allegro con brio 〜 Largo assai
● 舞踊音楽 日本の太鼓 第三輯『綾の太鼓』 (1963) - Musica“Drumming of Japan”AYANOTAIKO (1963)
序奏
第2曲
第3曲
第4曲
第5曲
第6曲
第7曲
第8曲
終曲
芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ
小倉啓介(指揮)
録音時期:2017年5月4日
録音場所:千葉県市川市、行徳文化ホールI&I
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
小杉太一郎は1927年に生まれ49歳で早逝した作曲家。映画やTVなどの音楽を始め、アカデミックな分野でも力作を残している。これはそんな「純音楽」を、子息である隆一郎氏が中心となって制作した貴重な録音。演奏の精度は非常に高く、当時のモダンな技法と“和”の融合を再確認。(教)(CDジャーナル データベースより)