感性豊かに奏でる魅惑のフルート奏者「村井 睛」デビューアルバム。
歌心溢れる艶やかな音色は、時に繊細に… 時に力強く…聴く人の心に浸透する。
フルートの名曲から、オペラの珠玉のアリア、R.シュトラウス唯一のヴァイオリン・ソナタまでを奏でた作品。
管楽器の中でも ”歌う”ことに限りなく近い、と表現される楽器フルート。G.プッチーニ作曲の「誰も寝てはならぬ」「私のお父さん」をはじめ、P.チャイコフスキー作曲のオペラ「エフゲニ・オネーギン」より「レンスキーのアリア」はヴァイオリンのためのL.アウアー版を基に奏者自らアレンジを加え、収録。
アルバムのタイトルのJ.ブラームスの子守歌は、「5つの歌曲」作品49の中の1曲。リピート後のテーマには、レコーディングならではの良さを楽しめるような多重録音を採用。
そして、今回1番の大曲である R.シュトラウスのヴァイオリン・ソナタ。永年のレパートリーであり、奏者の思い入れの深いソナタをアルバムのメインとしました。有名なオペラの作品を多数残しているR.シュトラウスならではのピアノとの緻密な絡みや自在なハーモニーの変化、メロディの美しさは全楽章を通して楽しめます。歌心を大切にした演奏を是非楽しんでいただきたいと思います。
C.フリューリンク「幻想曲」はいろいろな表情を持った幻想曲で、この楽器ならではの伸び伸びとした音色を楽しめます。近年ウィーンの図書館で発見されようやく世に知られるようになった作品。
「精霊の踊り」はギリシャ神話を題材としたオペラ「オルフェオとエウリディーチェ」の劇中歌。フレーズはシンプルなのですが大変美しく、フルートの代表曲の一つといえば名が上がるのも納得の名曲。(販売元情報)
【収録情報】
1. C.フリューリンク:幻想曲 Op.55
2. P.I.チャイコフスキー:オペラ「エフゲニ・オネーギン」〜レンスキーのアリア
3. G.プッチーニ:オペラ「ジャンニ・スキッキ」〜私のお父さん
4. G.プッチーニ:オペラ「トゥーランドット」〜誰も寝てはならぬ
5. C.W.グルック:オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」〜精霊の踊り
6. R.シュトラウス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 変ホ長調 Op.18
7. J.ブラームス:子守歌 Op.49-4
村井 睛(フルート)
野山真希(ピアノ)
録音方式:ステレオ(デジタル)
192KHz / 32bit 高解像度レコーディング
村井晴のデビュー・アルバム。東京音大卒業後、ヨーロッパ各地で研鑽を積んで活躍している。本作は、R.シュトラウスのピアノ・ソナタのフルート版をメインに、オペラ・アリアや歌曲の編曲など収める。フルートの魅力が満喫できる。(CDジャーナル データベースより)