シェーンベルク(1874-1951)

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CD

ピアノ作品集 ピーター・ゼルキン(日本語解説付)

シェーンベルク(1874-1951)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MERA315
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ピーター・ゼルキン/シェーンベルク:ピアノ作品集
日本語解説付き

巨匠ルドルフの子ピーター・ゼルキン、いまだ健在、どころか、ますます深まるその演奏!
20世紀最大の作曲家のひとりシェーンベルクの活動歴における「隠れた糸」ともいうべきピアノ作品の数々を、研ぎ澄まされたピアニズム、周到そのものの解釈で。金字塔的録音!

巨匠ルドルフ・ゼルキンを父に、アドルフ・ブッシュの娘イレーネ・ブッシュを母に生まれ、父や巨匠ホルショフスキの薫陶を受けつつ10代からマールボロ音楽祭を中心に大活躍するも、若い頃は3年にわたり演奏活動から退いてメキシコ暮らし、しかしラジオから聴こえてきたバッハの音楽に「自分は弾き続けなくてはならない」と発念。その後RCAレーベルを中心に録音を続けながら世界的に活躍、世紀半ばに逸早くメシアンや武満徹らを積極的に手がけ、現代作品はもちろん、ベートーヴェンの後期ソナタを誰よりも早くフォルテピアノで録音するなど、古典作品にもすぐれた成果をあげ、世情に流されない「ピーター・ゼルキンならではの音楽」を追求しつづけてきました。
 彼は、メディア戦略にも長けていた天才グレン・グールドでも、華やかな活躍の末に第一線から退いたヴァン・クライバーンでもありません。クラシックと現代音楽に境界を見出さず、こつこつと彼にとっての芸術を追い求めてきたことは、数年前の来日公演に惜しみなく喝采を送った方々ならよくご存知のはず。アメリカという国は何しろ広く、かつ世界から意外に遠いので、アメリカでは有名でも必ずしも世界には発信されない「とんでもない最先端」が、思わぬところで人知れず進行していたりするようですが、この21世紀に満を持してライヴ収録されたシェーンベルク作品集こそ、そうしたピーター・ゼルキンの辿ってきた足跡、積み重ねてきた芸術活動の集成を、ありありと示す1枚といえましょう。
 まだ世に認められず、十二音技法にたどりつく前の模索段階に作られた「三つのピアノ作品」(1909)から、セリー理論を実践的に使いこなした後年の作品にいたるまで、作品構造の追求だけに終始せず、えもいわえれぬ音楽美をたたえた作品として提示してみせるそのピアニズム、みごとな解釈は、シェーンベルクの世界のありようを知るのにも絶好、まさに金字塔的名演です!
 古今の言説を引きながら、年代順に各曲の魅力をわかりやすく解き明かしたフランスの研究家ステファーヌ・ゴルデの解説も読み応えあり(全訳添付)。さすがは企画の充実度にかけては他の追従を許さない、慧眼あらたかなプロデューサー、M.ベルンステン氏の起こした本格レーベルArcana。なんと広範な視野、目のつけどころが違います。(マーキュリー)

【収録情報】
シェーンベルク:
・3つのピアノ作品op.11 (1909)
・6つの小さなピアノ作品op.19 (1911)
・5つのピアノ作品op.23 (1920-23)
・ピアノ作品op.33 a&b (1931)
・組曲op.25 (1921-23)
 ピーター・ゼルキン(ピアノ)

 録音時期:2001年7月
 録音場所:タングルウッド、セイジ・オザワ・ホール
 録音方式:デジタル

内容詳細

シェーンベルクの音楽もすでに現代の古典となった今日、かつてのポリーニの名盤のイメージを払拭する演奏が待ち望まれていたが、このP.ゼルキンの演奏はそれを実感させるものだ。音色の豊かさ、音響の奥行き、音楽性、どれをとっても新たな境地を切り開いたかのような清新さを痛感させる。(弘)(CDジャーナル データベースより)

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