サン=サーンス (1835-1921)

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CD 輸入盤

(ロマンティック・ピアノ協奏曲集 第27巻)サン=サーンス:ピアノ協奏曲全集 ハフ(p)/オラモ(指揮) 

サン=サーンス (1835-1921)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CDA67331
組み枚数
:
2
レーベル
:
フォーマット
:
CD

商品説明

イギリス出身で、1983年のニュルンベルク国際ピアノ・コンクール優勝以来、英語圏を中心に活躍するスティーヴン・ハフ。彼がクラシック界の「オスカー」と言われるグラモフォン・アウォードを受賞するのはこれが4回目。1987年にはフンメルのピアノ協奏曲(Chandos CHAN8507)がコンチェルト部門で受賞したのを皮切りに、翌88年にはフェデリコ・モンポウのピアノ作品集(hyperion CDA66963)がインストゥルメンタル部門で受賞、96年にはシャルウェンカ&ザウアーのピアノ協奏曲(hyperion CDA66790)がコンチェルト部門と併せてレコード・オヴ・ザ・イヤーを獲得しています。
イギリスhyperionレーベルは、自国イギリスの音楽にひとかたならぬこだわりを見せているのはもちろんですが(つい先日も、オーナーのテッド・ペリーがイギリス作曲家アカデミーからイギリス音楽への貢献を称えられ、表彰を受けたばかりです)、シューベルト歌曲、バッハ作品、ラフマニノフのピアノ作品といった自国作品以外のレパートリーにも類い希な貢献をしていることは間違いありません。現在、世界のレーベルのどこを見渡しても、これだけサン=サーンス作品の新録音を積極的に押し進めているレーベルはほかになさそうです。27曲の歌曲を収めたアルバム(CDA 99856)、ピアーズ・レーンを起用したピアノのためのエチュード全曲(CDA 67037)、フランスの若手ヴァイオリニスト、グラファンを起用したヴァイオリン協奏曲集(CDA 67074)、同ソナタ集など(CDA 67100)、多くの注目に値するアルバムがリリースされています。
今回、96年に続いてコンチェルト部門と併せて "最高賞" に当たる「レコード・オヴ・ザ・イヤー」を制したハフのピアノ協奏曲全集は、これまでのフランス系ピアニストの録音とは全く違う「新感覚の演奏」というのが欧米各誌の共通した評価です。確かに、躍動感、スピード、響き、演出力、といった部分に長けたハフの演奏はそれまでサン=サーンス作品に一般的に持たれていたフランス風の淡い色合いの音楽というイメージを一気にフルカラーのパノラマに塗り替えてしまったのかもしれません。つい先日来日したオラモ&バーミンガム市交響楽団も、来日公演と同様、アイディアとひらめきに満ちた演奏で、ハフのスピード感溢れる演奏に見事に呼応しています。昨年に引き続き、今年もデュトワと組んで12月のN響定期に登場するハフは、日本の聴衆にも確実にファンが増えています。アムラン、デミジェンコ、ヒューイットという驚異の布陣を揃えたピアノ帝国hyperionレーベルの中にあって、これからもひときわ異彩を放つ存在となっていくでしょう。

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Concerto for Piano no 1 in D major, Op. 17
  • 02. Concerto for Piano no 2 in G minor, Op. 22
  • 03. Concerto for Piano no 3 in E flat major, Op. 29
  • 04. Wedding Cake for Piano and String Orchestra in A flat major, Op. 76

ディスク   2

  • 01. Concerto for Piano no 4 in C minor, Op. 44
  • 02. Concerto for Piano no 5 in F major, Op. 103 "Egyptian"
  • 03. Rhapsodie d'Auvergne for Piano and Orchestra in C major, Op. 73
  • 04. Allegro appassionato for Piano in C minor, Op. 70
  • 05. Africa, Op. 89

ユーザーレビュー

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ハフは幅広いレパートリーでなんでも弾きま...

投稿日:2021/03/03 (水)

ハフは幅広いレパートリーでなんでも弾きますが、サン=サーンスのピアノ協奏曲は彼のスタイルによく合っていて、どれも大変良い演奏です。サン=サーンスのロマン派的でキャッチーな旋律がちりばめられ、テクニカルな面白さもありながら、決して重くならない曲想に、ハフの爽やかな演奏スタイルが実によくマッチしていると思います。第4番の両手同時の三度重音パッセージなどもバッチリ決まっています。

ふらんく さん | 東京都 | 不明

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自分の盤はハイペリオン創立30周年記念アニバーサリーエ...

投稿日:2016/08/30 (火)

自分の盤はハイペリオン創立30周年記念アニバーサリーエディション30の中の一枚2番、4番、5番がカップリングされたハフ&オラモの作り上げた協奏曲の記念盤ですが本作品はサンサーンスピアノ協奏曲として間違いない確かな名盤です。演奏、録音共に最高です!

井熊 さん | 静岡県 | 不明

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淡い色彩の水彩画のような演奏。それでいて...

投稿日:2002/11/20 (水)

淡い色彩の水彩画のような演奏。それでいて心に染み渡る。耳にしていると心地よいメロディーが流れていく。サンサーンスのイメージを変えたと言っても過言ではない。バックのオーケストラも上手い。

KURO さん | 福岡 | 不明

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