CD 輸入盤

交響曲全集 カラヤン&ベルリン・フィル (1987、1988、1977-78)

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
474263
組み枚数
:
2
レーベル
:
Dg
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

ブラームス:
交響曲第1番 ハ短調 作品68
交響曲第2番 ニ長調 作品73
交響曲第3番 ヘ長調 作品90
交響曲第4番 ホ短調 作品98
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1987年(第1,2番)、1988年(第3番)、1977-78年(第4番)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. 1. Un Poco Sostenuto - Allegro
  • 02. 2. Andante Sostenuto
  • 03. 3. Un Poco Allegretto e Grazioso
  • 04. 4. Adagio - Piu Andante - Allegro Non Troppo, Ma Con Brio
  • 05. 1. Allegro Con Brio
  • 06. 2. Andante
  • 07. 3. Poco Allegretto
  • 08. 4. Allegro

ディスク   2

  • 01. 1. Allegro Non Troppo
  • 02. 2. Adagio Non Troppo - L'Istesso Tempo, Ma Grazioso
  • 03. 3. Allegretto Grazioso (Quasi Andantino) - Presto Ma Non Assai - Tempo I
  • 04. 4. Allegro Con Spirito
  • 05. 1. Allegro Non Troppo
  • 06. 2. Andante Moderato
  • 07. 3. Allegro Giocoso - Poco Meno Presto - Tempo I
  • 08. 4. Allegro Energico e Passionato - Piu Allegro

総合評価

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本盤におさめられたブラームスの交響曲全集...

投稿日:2011/09/04 (日)

本盤におさめられたブラームスの交響曲全集は、カラヤン&ベルリン・フィルによる3度目の、そして最後のスタジオ録音である。それだけでなく、数多くの様々な作曲家に係る交響曲全集のスタジオ録音を行ってきた、史上最高のレコーディング・アーティストであるカラヤンによる最後の交響曲全集にも相当する。3度にわたるカラヤン&ベルリン・フィルによるブラームスの交響曲全集の中でも、最もカラヤンの個性が発揮されているのは、1977〜1978年に録音された2度目の全集であると考えられる。というのも、この当時はカラヤン&ベルリン・フィルの全盛期であったと言えるからだ。分厚い弦楽合奏、ブリリアントなブラスセクションの響き、桁外れのテクニックをベースに美音を振り撒く木管楽器群、そして雷鳴のように轟きわたるティンパニなどが、鉄壁のアンサンブルの下に融合し、およそ信じ難いような超絶的な名演奏の数々を繰り広げていたと言える。カラヤンは、このようなベルリン・フィルをしっかりと統率するとともに、流麗なレガートを施すことによっていわゆるカラヤンサウンドを醸成し、オーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマを構築していた。当該2度目の全集においても、かかる圧倒的な音のドラマは健在であり、どこをとってもいわゆるカラヤンサウンドに覆い尽くされた圧巻の名演に仕上がっていたと言える。これに対して、本盤の3度目の全集においては、カラヤンの統率力の衰えは隠しようもないと言える。1982年に勃発したザビーネ・マイヤー事件によって、カラヤンとベルリン・フィルの間には修復不可能な亀裂が入るとともに、カラヤン自身の著しい健康悪化も加わって、カラヤン&ベルリン・フィルによる演奏に、1970年代以前のような輝きが失われるようになったからだ。したがって、いわゆるカラヤンの個性が全開であるとか、はたまたカラヤン&ベルリン・フィルによる圧倒的な音のドラマの構築と言った観点からすれば、第1番などには全盛期の豪演の片鱗が感じられなくもないが、前述の1977〜1978年の2度目の全集と比較するといささか劣っていると言わざるを得ない。しかしながら、本演奏には、死の1〜3年前の演奏ということもあって、枯淡の境地を感じさせるような独特の味わいがあると言えるところであり、このような演奏の奥深い味わい深さと言った点においては、カラヤンによるこれまでのいかなる演奏をも凌駕していると言えるだろう。このような奥行きのある味わい深さは、カラヤンが最晩年に至って漸く到達し得た至高・至純の境地であったと言えるのかもしれない。もっとも、本盤においては、何故か交響曲第4番について1988年の録音ではなく、1977〜1978年の2度目の全集中の録音を採用している。演奏自体は1977〜1978年の演奏もきわめて優れてはいるのであるが、全集の構成としてははなはだ疑問を感じずにはいられない。最近になって、最後の全集が輸入盤で発売はされたが、このような疑問を感じさせるカプリングについては、早急にあらためていただくようにユニバーサルに対して要望しておきたい。音質は、従来盤でも十分に満足できるものであると言えるが、数年前にカラヤン生誕100年を記念して発売されたSHM−CD盤がより良好な音質であった。もっとも、カラヤンによる最晩年の至高の名演でもあり、今後はシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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4番だけ70年代なのは、ひとえにCD2枚...

投稿日:2009/11/22 (日)

4番だけ70年代なのは、ひとえにCD2枚に収めるため。最後の録音では、本CDより演奏時間が5分も伸びている。とはいえここの4番も充実しているし、1〜3番までがデジタルで聴けてこのお値段、きわめてお買い得だと思う。1番冒頭の轟音のような開始はこのコンビならではのサウンドだろう。

スカイ さん | 埼玉県 | 不明

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いろいろ言われているけど、やっぱり素晴ら...

投稿日:2008/11/26 (水)

いろいろ言われているけど、やっぱり素晴らしいブラームスを聴かせてくれます。ベルリン・フィルの力を最大限に発揮しようとし過ぎて、それが厚ぼったい表現になり、作品をだめにしているのが第3番です。ですから、この曲だけはウィーン・フィル盤で楽しんでいます。第1番や第2番は充実した名演です。素晴らしい曲を残してくれたブラームスに感謝!思えば昔は多彩な指揮者がたくさんいたねぇ。その点、今は・・・

古渡 弁蔵 さん | 函館市 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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  • 作成者:ぱぱちゃんさん