CD 輸入盤

ヴィオラ・ダ・ガンバのための12の幻想曲 トマス・フリッチュ

テレマン(1681-1767)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
COV91601
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


テレマン:ヴィオラ・ダ・ガンバのための12の幻想曲
トマス・フリッチュ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
世界初録音!
新発見のガンバ・ソロのための幻想曲!


『幻想曲』と名の付いたテレマンの無伴奏作品は、ヴァイオリン(12曲)、フルート(12曲)、チェンバロ(36曲) のためのものがそれぞれ知られています。今作はそのどれでもない、近年再発見された「ヴィオラ・ダ・ガンバ」のための幻想曲。存在は伝わっていたものの消失したと思われていた作品で、楽譜校訂はフリッチュ自身。もちろん世界初録音となります。歴史的にもたいへん重要な、注目のリリースです。
 演奏者のフリッチュは、忘れられた作品を再発見し世に問うガンバ奏者。これまでにJ.C.バッハやアーベルの珍しい作品をリリースしています。とは言え演奏に学究臭さはありません。実に深い呼吸で、心の底から歌うように演奏しています。短調による悲痛な半音階、効果的な陰影を描く重音技法、軽やかなレガートで紡ぐ舞曲など、あらゆる楽器の使い方に長けたテレマンならではの巧みな音楽に魅せられます。作品の内容と規模からして、J.S.バッハの『無伴奏チェロ組曲』と共に鑑賞し味わってみたくなる曲集です。(輸入元情報)

【収録情報】
● テレマン:ヴィオラ・ダ・ガンバのための12の幻想曲 TWV.40:26-37


 トマス・フリッチュ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

 録音時期:2015年10月12-14日、11月16-18日
 録音場所:ドイツ、チャイプリッツ修道院教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
【ゲオルク・フィリップ・テレマン】
ドイツ・バロック期最大の人気を誇った作曲家、ゲオルク・フィリップ・テレマン[1681-1767]の音楽の明快さは、その実生活の多彩をきわめた華やかさと密接に関わっているとはよく指摘されるところです。
 テレマンは12歳でオペラを作曲するほどの早熟な天才でしたが、ライプツィヒ大学では法学を学び、同時に聖トマス教会では礼拝用の音楽も作曲、さらにはオペラの作曲もおこない、学内ではオケを組織し、新教会のオルガニスト兼音楽監督に就任するなど、キャリアの最初から実に多面的な活躍ぶりでした。
 さらにテレマンは、通常もちいられる楽器のほとんどすべてを演奏することができたというほどのマルチ・プレーヤーでもあり、特に木管楽器については名人級の腕前だったことはよく知られるところです。
 テレマンは、23歳のときにはプロムニッツ伯爵の宮廷楽長に就任し、伯爵の好みでもあるフランス風な管弦楽組曲を数多く作曲、伯爵の避暑地ではポーランド系の民俗音楽やジプシー音楽に接して大いに刺激を受けます。
 27歳の時にはアイゼナハの宮廷楽長に赴任し、宮廷礼拝堂楽団を組織、カンタータ・チクルスなどで君主の厚遇を得ますが、31歳の年にはこうした宮廷生活に別れを告げ、帝国自由都市フランクフルト・アム・マインの教会の楽長に就任。
 さらに9年後、40歳の年には、終生の活動の地となるハンザ自由都市ハンブルクに移って、その後46年間に渡って、都市音楽監督兼ヨハネスカントールとして、オペラに公開コンサート、教会音楽や自作の出版にと縦横無尽に活躍したということです。
 つまりテレマンの創作の背景にあったのは、当初は宮廷であり、やがてそれが市民社会に置き換えられてゆくということですが、そうした市民社会の豊かな音楽環境があればこそ、『ターフェルムジーク』(1733)のような画期的な作品も登場したのでしょう。
 作風も変化しています。宮廷では対位法やフランス趣味を意識していたテレマンも、ハンブルクの市民社会に出てからは、より自由な音楽を志向するようになります。

収録曲   

  • 01. I. Adagio - Allegro - Adagio - Allegro
  • 02. II. Allegro
  • 03. I. Vivace - Andante - Vivace
  • 04. II. Presto
  • 05. I. Largo
  • 06. II. Presto
  • 07. III. Vivace
  • 08. I. Vivace
  • 09. II. Grave
  • 10. III. Allegro
  • 11. I. Allegro
  • 12. II. Largo
  • 13. III. Allegro
  • 14. I. Scherzando
  • 15. II. Dolce
  • 16. III. Spirituoso
  • 17. I. Andante
  • 18. II. Vivace
  • 19. III. Allegro
  • 20. I. Allegro
  • 21. II. Grave
  • 22. III. Vivace
  • 23. I. Presto
  • 24. II. Grave
  • 25. III. Allegro
  • 26. I. Dolce - Allegro - Dolce - Allegro
  • 27. II. Siciliana
  • 28. III. Scherzando
  • 29. I. Allegro
  • 30. II. Grave
  • 31. III. Allegro
  • 32. I. Andante
  • 33. II. Allegro
  • 34. III. Vivace

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