CD 輸入盤

ベートーヴェン:交響曲第7番、シューベルト『未完成』ほか チェリビダッケ&フランス国立放送管弦楽団(1974 ステレオ)(2CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALT283
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ALTUS / INAシリーズ
ベートヴェン:交響曲第7番、シューベルト:『未完成』、ほか
チェリビダッケ&フランス国立放送管弦楽団
1974年パリ・ライヴ!
32bit Digtally Remastered


チェリビダッケはシュトゥットガルト放送響の首席指揮者だった1973年に、500キロほど西で活躍していたフランス国立放送管弦楽団の首席客演指揮者に指名されて良好な関係を構築、フランス国立管弦楽団と名前を変えた1975年には音楽監督にも就任していましたが、フランス政府による同楽団の組織改編のゴタゴタもあって1年を経ずに辞任していました。
 辞任したとはいえ、それまでオーケストラとの関係は良かったため、遺された録音は、ドイツのオケとはまた違った魅力を持つ演奏として、ファンのあいだでいまだに高い評価を得てもいます。
 今回登場するチェリビダッケ録音(ALT282ALT283ALT285)は、アルトゥスが継続的にリリースをおこなってきたINA(フランス国立アーカイヴ)からの音源提供によるもので、正規に保存されてきたマスターをもとに、32ビット・デジタル・リマスターを施した万全の体制でのリリースとなります。
 当時のチェリビダッケはまだまだ活力に満ちており、演奏はもちろん、オーケストラに対するかけ声も気合い十分のすごいものとなっているのが印象的です。(HMV)

【ライナーノートより】
この日の演奏のアンコールも収録されている。これがメインと言いたくなるほどに、実に聴かせ所に満ちている。まさしく、彼はこのような小品をメリとハリを付けた表情で巧みに聴かせることができた指揮者だった。(鈴木淳史)

【収録情報】
・シェーンベルク:6つの管弦楽伴奏つき歌曲 Op.8*
・シューベルト:交響曲第8番 ロ短調『未完成』D.759
・ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1番
・ミヨー:ブラジルの郷愁〜第11曲『ラランジェイラス』
・ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ(管弦楽版)〜第2曲
・ストラヴィンスキー:小管弦楽組曲第2番より『ギャロップ』

 コレット・ヘルツォーク(ソプラノ)*
 フランス国立放送管弦楽団
 セルジュ・チェリビダッケ(指揮)

 録音時期:1974年9月17日
 録音場所:シャンゼリゼ劇場
 録音方式:ステレオ(アナログ/ライヴ)

内容詳細

74年、パリでのライヴ。この日の演奏会がアンコールも含めてすべて収録されているが、そのアンコールがまた精密・繊細・痛快な聴きものだ。もちろんメインのシューベルトやベートーヴェンも、この指揮者ならではの色彩と透明な響きの美しさで、一度聴いたら忘れられない。★(教)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

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同じ日のおそらく前半のプログラムが一枚目...

投稿日:2015/06/20 (土)

同じ日のおそらく前半のプログラムが一枚目に、後半(ベト7)とアンコールが二枚目に収められているが、これは偶々そうなっているプログラムとは思えない。シェーンベルクと「未完成」は、スローな、暗いロマンティシズムを抱えたウィーンの音楽でこの連続性を嗅ぎ取ったセンスは面白いが、反対に、舞踏の曲ばかりからなるアンコール四曲は、当然メインプログラムのベト7とつづいている。ベト7が基本速い楽章の中にスローな二楽章を挟んでいるように、アンコールも、ラヴェルだけは舞踏と言ってもスローな曲で、これは明らかに意図的に仕組まれた配列に違いない。全曲収めた企画側の見識に拍手だ。シェーンベルクはチェリとしては珍しいレパートリーだが(確かシュトゥットガルドと作品31の変奏曲―フルトヴェングラーが初演した曲!―をやっていたことがある)、ワグナーのヴェーゼンドンク・リーダーを世紀末的に煮詰めたような曲で、暗いトーンの中の微妙な光や甘美さが精妙に描き出されている、多分(始めた聴いた曲なのでそうしかいえない)。「未完成」は、チェリとしたら普通の出来ではないか?とくに一楽章はあまり特徴を感じない。音がお互いに溶け合わないこのオケの特性もドイツものではちょっと枷になっているような気がする。ベト7でも冒頭のオーボエの生な音色なんかに違和感を覚える。この曲の一楽章はゆっくりめのテンポで、せっかちにやると2対1(三連譜)に近くなりがちな付点のリズムを、うんと丁寧に3対1にしている。三楽章以下も勢いに任せて、というよりは克明な音楽。チェリのベートーヴェンは基本いつでもこの傾向で、私淑したフルトヴェングラーの阿修羅のような忘我的演奏とは違う。ディオニソス的ではない。アンコール四曲はいずれも名演。ドヴォルザークはよくやる彼の十八番。「優雅にして」はスウェーデンでもそうだが、全曲ではなく一部だけ。いつもそれしかやらなかったのだろうか?メインの二曲に多少留保が残るので☆四つにした。ちなみにフランスの聴衆、拍手が早すぎるよ。

mari夫 さん | 東京都 | 不明

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